見る・遊ぶ

盛岡のコーヒー店を巡るスタンプラリー 一過性ではない日常のつながりを

コーヒースタンプラリーの台紙

コーヒースタンプラリーの台紙

  • 2

  •  

 第13回盛岡珈琲(コーヒー)フェスティバル特別企画「コーヒースタンプラリー」が6月9日に始まる。

[広告]

 「盛岡珈琲フェスティバル」は、県内外のコーヒー店やコーヒー好きが集まるイベントとして2019年に始まり、6月14日・15日に13回目の開催を控える。今回はコーヒー店ブースに24店が出店予定で、多くは盛岡市内ではなく遠方からの出店者となっている。

 実行委員長を務める「ねるどりっぷ珈琲 機屋」の店主・関基尋さんは「熱意を持って集まってくれる人が増えたのはうれしい。その一方で、イベントを始めた時に考えていた『盛岡をコーヒーで盛り上げる』という趣旨からは外れているのではないかと考えていた」と話す。

 加えて、市内のコーヒー店からは「店のことがあるのでイベントには出店できない」という声もあったという。そこで、「イベントに参加するのではなく、実際に店を周遊してもらおう」というアイデアから、市内のコーヒー店を巡るスタンプラリーを考案。「幸いなことに、コーヒー店同士が徒歩圏内にある」と関さん。盛岡の各店の店主からも「店に来てもらうのなら」と快諾を得た。

 参加店舗は、喫茶GEN・KI1(新庄)、喫茶あこがれ、羅針盤、豆と喫茶Waltz(以上、中ノ橋通1)、戸塚珈琲(内丸)、West coffee stand、4番目の珈琲店(以上、大通3)、いなだ珈琲舎(南大通1)、fulalafu(鉈屋町)、クラムボン、梅屋珈灯(以上、紺屋町)、茶房ふじわら(本町通2)、ねるどりっぷ珈琲 機屋(本町通3)、珈琲うつわ わたなべ(中央通3)、HATAYAdemi zaimokucho(材木町)。参加各店でスタンプラリー用紙を配布し、1会計につき1つスタンプを押す。スタンプを8個以上集めると、盛岡珈琲フェスティバル実行委員会からオリジナルグッズなどの景品が進呈される。

 「盛岡珈琲フェスティバル」としては初めてのスタンプラリー企画であり、「うまくいくか分からない」という思いから、今回のスタンプラリーを「社会実験」と位置付ける。「最近はコーヒー店を目当てに盛岡を訪れる人も多い。コーヒー店がランドマークになっている」と関さん。スタンプラリーには、イベント参加や観光地としての一過性のつながりではなく、日常の中で緩やかにコーヒー店とつながってほしいという思いも込める。

 関さんは「盛岡の皆さんがどのようにコーヒー店を巡るのか楽しみ。どこから行くか、どの順番にするか、皆さんだけのルートを構築して楽しんでほしい。店ごとの味の違いも比べてみると面白いと思う」と呼びかける。

 期間は6月22日まで。景品の受け渡しは14日・15日はクロステラス盛岡の盛岡珈琲フェスティバルの会場内、16日~30日は「4番目の珈琲店」で行う。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース