
ビューティーコンテスト「Beauty Japan」東北大会に盛岡から出場する3人が5月28日、内館茂市長を表敬訪問した。
「Beauty Japan」は日本の女性を対象にしたコンテストで、2019年に創設された。外面的な美しさだけではなく、知識や才能、社会活動、独立した思考などの内面を重視し、「Beauty」「Sociality」「Career」「Independence」「Fashion」「Culture」「Entertainment」の7つのコンセプトに基づいて、知性や感性、社会性、発信力、自立性などを審査する。
今回は3月に盛岡で行われた北東北選考会のファイナリスト8人から、盛岡を拠点に活動する、立柳さん、佐々木さん、TOMOKOさん(いずれも活動名)が市役所を訪問。内館市長に「Beauty Japan」がどのようなコンテストか、自分たちがどのような活動をしているのかを紹介し、7月12日に行われる東北大会に向けた意気込みを伝えた。
エステサロンを経営する立柳さんは、選考会での「自分のこと」をテーマにしたスピーチで、肌荒れに悩んでいた時代のことについて話したという。「誰かをきれいにする仕事なのに、自分自身が美しくないことに葛藤があった」と立柳さん。「同じような悩みを抱える女性が、自分のことを好きだと笑顔になれるように、自分の経験や思いを発信したいと思い、コンテストに挑戦した。このまま日本大会へ進んでいきたい」と話した。
フィットネスインストラクターとして働くTOMOKOさんは北東北大会で「いつもご機嫌でいよう」という内容でスピーチした。「ご機嫌でいるためには、健康でいることが大事。健康に関わる仕事をしているので、盛岡の健康な人を増やし、健康寿命を延ばしたい。東北大会出場という大きな船に乗ったからには、目指すのは日本大会。マイペースに楽しみたい」と笑顔を見せた。
佐々木さんは東北大会でのスピーチテーマ「私の未来」に触れ、障害のある子どもの子育てを経験したことから「自分がコンテストに参加したのは、生きづらさを抱える人のために発信することが目的。夢物語では終わらせない未来を語りたい」と意気込みを伝えた。
内館市長は3人の話を聞き、「努力は報われると言いたいが、努力が必ず報われるわけではない。しかし、自分なりの夢や志を持ってこつこつと努力することで達成できることもあり、その積み重ねが誰かのモデルになることもある。皆さんの挑戦する姿勢に共感した。悔いなく頑張って」と激励した。
東北大会には北東北選考会ファイナリスト8人のほか、南東北選考会ファイナリスト11人が出場。19人の中から5人が日本大会に進む。