
「第13回紺屋町かいわいスタンプラリー もりおか中津川まち歩きスタンプラリー」が4月19日に始まる。
地域の店主などで構成する「紺屋町かいわい街並み協議会」が主催し、2011(平成23)年に始まった同イベント。毎年4月から5月にかけて開催し、「紺スタ」の愛称でも親しまれている。参加者は専用のスタンプブックを購入し、紺屋町を中心に中津川周辺地域の店舗や施設を巡ってスタンプを集める。
紺屋町かいわい街並み協議会の森理彦さんは「スタンプブックを手に持って歩く人を見かけるとうれしい。毎年のように参加してくれる人も多く、年に一度、この地域を歩いて回るきっかけになっているのかなと感じている」と話す。
今年のテーマは「地図と旧町名」。紺屋町周辺には古くからの町名が残る地域や、町名が変わっても旧町名で呼ばれる地域が多くある。地図を広げ、歩きながら町の名前とその歴史を知ってもらおうとテーマにしたという。協議会メンバーからの「地図を広げていると、RPG(ロールプレーイングゲーム)のマップを見ているような感覚になる」という声で、サブタイトルを「紺スタクエスト~旧町名に刻まれた物語~」と題した。スタンプブックにもゲーム風のデザインを取り入れ、旧町名とその由来、現在の町名、地域の歴史が分かる内容になっている。
今年の参加店舗・施設は78カ所。集められるスタンプは参加店舗・施設各所のものに加え、特定の日にだけ押せる「テーマスタンプ」(5月9日~11日)と「ゴールスタンプ」(5月24日・25日)がある。ゴールスタンプは条件を満たした参加者のみ押すことができ、シークレットスタンプも用意する。
「シークレットスタンプについてはお楽しみに」と森さん。「町の景色は変わっていくが、地名に込められた由来や歴史は変わらずにその地域に残り続ける。地名を巡る冒険へ出るイメージで楽しんで」と呼びかける。
スタンプブックは1冊400円。今月18日までイベント告知サービス「こくちーず」で予約を受け付けるほか、スタンプラリー参加店舗・施設の一部で販売する。5月25日まで。