盛岡市内でも撮影が行われた映画「劇場版 そして、生きる」の上映会が来年1月11日、複合商業施設「monaka(もなか)」(盛岡市中ノ橋通1)1階の「monakaひろば」で行われる。
主催は、盛岡の暮らしの中から生まれた価値や魅力の普及啓発などに取り組む「盛岡ブランド市民推進委員会」。盛岡にゆかりのある映画や本などを活用したシティープロモーション事業として、昨年から「MORIOKA CINEMAS and BOOKS」と題し、展示やトークショー、映画の上映などを行うイベントを開催している。
「開けた場所で、より多くの人の目に留まるイベントにしたい」という思いから今回、「monaka」を会場に選んだ。monakaひろば内に大型スクリーンを設置し、19時の施設閉館後に上映を行う。
盛岡ブランド市民推進委員会の事務局を担当する市都市戦略室の担当者は「外からも上映の様子が見え、気軽に立ち寄ってもらいやすい。映画館を飛び出し、映画の街と呼ばれる盛岡の街中で映画文化を楽しんでもらいたい」と話す。
上映作品の「劇場版 そして、生きる」は、2019年にWOWOWで放送された同タイトルのドラマの劇場版。有村架純さんと坂口健太郎さんが主演を務め、東日本大震災後の東北と東京を舞台に、ボランティアを通じて出会った男女のヒューマンラブストーリー。市内でも撮影が行われ、東家や紅茶の店 しゅん、開運橋などの風景が登場する。盛岡を舞台に見慣れた景色が出てくることから同作品が選ばれた。
「MORIOKA CINEMAS and BOOKS」全体の運営を担当する「盛岡という星で BASE STATION運営協議会」の担当者は「ロケ地がmonakaからも近く、『あ、あそこだ』と思ってもらえると思う。商業施設を活用しての上映会ということで、映画館よりもカジュアルな雰囲気で楽しんでもらいたい」と話す。
19時15分上演開始、21時30分終了予定。途中入場可。参加無料。予約優先で、は「盛岡という星で」ウェブサイトの専用フォームで受け付ける。