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「盛岡珈琲フェスティバル」12回目の開催へ 他にはない空気感を大切に

「珈琲フェスが季節のシーンになっていけば」と関さん

「珈琲フェスが季節のシーンになっていけば」と関さん

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 「第12回 盛岡珈琲(コーヒー)フェスティバル」が11月9日・11日、「クロステラス盛岡」(盛岡市大通3)で開催される。

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 県内外のコーヒー店やコーヒー好きが集まるイベントとして2019年に始まった盛岡珈琲フェスティバル。実店舗を持たない事業者の出店や、学生コーヒーサークルの参加、コーヒー豆の委託販売を行う無人販売企画、出展者のサポートを行う技能ボランティアの募集、プレイベントの開催など、新たな試みを取り入れながら続けてきた。

 実行委員長を務める「ねるどりっぷ珈琲 機屋」の店主・関基尋さんは、12回目を「これまでのまとめ」と位置付けた。「そろそろこれまでどうやって来たかを振り返る節目にしようと思っていた」と関さん。「新しいことを多く取り入れるのではなく、自分たちが『これは良かったな』と思うことをやってみようと思っている」と話す。

 今回は「コーヒーに合うものとの出合い」も楽しんでもらおうと、菓子店の出店を始めて募集。コーヒー店、菓子店含めて20以上の事業者が全国から集まる。コーヒー豆の無人販売にも力を入れ、出店希望者のコーヒーの味やパッケージについてフィードバックも行っているという。大変な作業だが関さんは「関わるならうまくやってほしいという気持ちがある」と笑う。

 10日には京都の自家焙煎(ばいせん)ネルドリップコーヒー専門店「KAFE工船」のオオヤミノルさんと関さんによるコーヒートーク&コーヒー飲み比べも開催。参加費は4,000円(コーヒー2杯付き)。申し込みは盛岡珈琲フェスティバルのウェブサイトで受け付ける。

 「コーヒーフェスは各地で増えてきたが、盛岡珈琲フェスティバルにしかないものを大切にしたい」と関さん。「個性があるコーヒー店が多い盛岡の街に、全国から個性的なコーヒー店が集まり、コーヒーラバーたちを刺激するイベントでありたい。この時期が来ると、あの人たちのあの味、あの空気感を思い出すよね、と言い合えるような季節のシーンになれば」と話す。

 開催時間は10時~16時。

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