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盛岡・いちわんで「ブックフェス」 幅広い世代が交流する機会に

「なかのはし1-1ひろば」に掲示されたチラシ

「なかのはし1-1ひろば」に掲示されたチラシ

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 「KANAN BOOK FES」が9月21日・22日、「なかのはし1-1(いちのいち)ひろば(愛称:いちわん)」(盛岡市中ノ橋通1)で開催される。主催は「日本出版販売 東北支店」。

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 同広場は盛岡市が行う社会実験事業として設置。広場を設置することで、子どもの居場所づくりや地域の緑化など地域課題の解決を図り、周辺商店街や商業施設と連携することで回遊性と滞留性を高め、地域内の消費活動の促進と地域経済の活性化につなげることを目的にしている。

 休憩できる場や遊び場として開放するほか、イベントの会場としても活用。広場を運営する地域商社「manordaいわて」と、周辺商店街や企業で構成する「なかのはし1-1ひろばプロジェクト実行委員会」が協力し、実験の目的などに沿ったイベントを開催してきた。

 運営に当たり、manordaいわてでは県外での広場の活用事例を調査。その中に本に関連するイベントがいくつかあったという。同社と以前から情報交換などを行ってきた日本出版販売から「地元の人と連携して何かできることはないか」と相談を受けていたことから、本をテーマに広場を使ったイベントの企画を進めてきた。

 今回のイベントは、広場の「地域に元から住んでいる人と移住してきた人をつなげる場所」というコンセプトや、「子どもたちの居場所づくり」といった実験の目的から、コミュニティーの形成や周辺地域を知ることにつながるコンテンツのほか、子どもたちが楽しめるワークショップを用意。家族で休日に読む本テーマにした約100冊の本の展示や、書店「BOOKNERD」の店主・早坂大輔さんが広場の周辺地域などを撮影した写真を展示する「盛岡の半径5キロメートルの展示」、ブロック遊びや塗り絵体験、缶バッジ作り体験を行う。

 manordaいわての幅下貴文さんは「みんなで楽しめる本や、広場から近い場所の写真を通じて、集まった皆さんがつながり合う機会になればうれしい。街に広場があることや、そこにたくさんの人が集まることの良さを知ってもらいたい」と呼びかける。

 開催時間は10時~16時。入場無料。缶バッジ作りと塗り絵は各日先着100人。

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