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岩手県立美術館でサンリオ展開幕 「カワイイ」のこれまでとこれからをたどる

11のキャラクターを紹介する「サンリオキャラクターズ」のエリア。巨大なハローキティが出迎える

11のキャラクターを紹介する「サンリオキャラクターズ」のエリア。巨大なハローキティが出迎える

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 岩手県立美術館(盛岡市本宮)で8月10日、企画展「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が始まった。

ハローキティの歴史をたどる「ハローキティヒストリー」のエリア

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 「ハローキティ」「マイメロディ」など450以上のキャラクターを生み出してきた「サンリオ」が、2020年に創立60周年を迎えたことを記念し、同社初の大博覧会として企画した同展。2021年の名古屋会場を皮切りに全国を巡回し、岩手が14カ所目となる。

 展示は6つのエリアで構成。実用品にイチゴのイラストで「カワイイ」の付加価値を付けた商品「いちごシリーズ」のヒットから、オリジナルキャラクターを生み出すきっかけ、ハローキティなどのキャラクター誕生の背景、機関紙「いちご新聞」やテーマパークの誕生、サンリオの「カワイイ」が「これからどこへ向かうのか」まで、「カワイイ文化」の成り立ちと発展を掘り下げる。

 会場には懐かしの商品やキャラクターのデザイン画のほか、デザイナーが使っていた昔の「デザイン制作室」を再現した部屋や、1987(昭和62)年に開店した「銀座サンリオギャラリー」の店内模型、現代アーティストとのコラボレーション作品など800点を超える資料を展示する。

 キャラクターをブースごとに紹介する「サンリオキャラクターズ」のエリアでは、11のキャラをピックアップし、プロフィールや誕生した時代の背景などを解説。「ハローキティヒストリー」のエリアでは、ハローキティのデザインの秘密や45年以上も愛される理由を紹介し、第1号グッズやレディー・ガガさんが着用したハローキティドレスのレプリカを展示する。

 同展を監修する高桑秀樹さんは「サンリオのキャラクターたちが長く愛されるのは、生まれた時代の背景や流行を取り入れ、ファンと一緒に成長していくから。皆さんのそばにいたキャラクターたちをじっくり見てもらいたい。サンリオがカワイイを作り続ける背景には、創業者の平和への思いがある。みんなが平和に暮らすためにサンリオはカワイイを続けていく。サンリオの『カワイイ』のこれまでとこれからを一緒にたどってもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館(祝日・休日の場合は翌日)。観覧料は、一般=1,600円、高校生・学生=1,000円、小学生・中学生=600円。10月6日まで。

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