浴衣を着て盛岡の街を楽しんでもらう「ゆかたのまち盛岡」キャンペーンが7月6日、始まった。
着こなしや街の回遊などで浴衣を楽しんでもらうことで、盛岡のイメージアップや商店街のにぎわい創出、市内全域の活性化を図ることを目的に2006(平成18)年に始まった同キャンペーン。8月に行われる「盛岡さんさ踊り」「盛岡七夕まつり」など浴衣を着て参加できるイベントが多いことや、歴史的な建物など浴衣に合う風景が残っていることから、市や盛岡商工会議所などからなる「ゆかたのまち盛岡」推進事業実行委員会が企画した。
キャンペーン期間中は、浴衣を着た客を対象に市内の協賛店や施設が商品割引やドリンクサービス、着付け料金の割り引き、着崩れ直しのサービスなどなどさまざまな特典を用意する。今年は浴衣姿で街を歩く機会を増やそうと協賛店を巡るスタンプラリーを実施。異なる店のスタンプ3つを集めて応募した人には、地域経済循環型決済ツール「MORIO Pay(モリオペイ)」のポイントを抽選で進呈する。
7月28日と8月7日には「ゆかたで商店街へ遊びに行こう!」と題し、市内商店街で行われるイベントに「ゆかたのまち盛岡」推進事業実行委員会のメンバーらが訪れてPRを行うほか、浴衣を着て来場した人向けの抽選会や、岩手県のマスコットキャラクターで盛岡市エリアを担当する「とふっち」との撮影会も企画している。
7月27日には「プラザおでって」で、ゆかたの着付け教室を開催。祭シーズンが本格化する前に、浴衣の着方や帯の結び方、着崩れを防ぐ方法などを無料で教える。開催時間は女性の部=13時~15時、男性の部=15時30分~16時30分。定員は男女各10人程度。参加には申し込みが必要で、申し込み書は「ゆかたのまち盛岡」推進事業実行委員会事務局を務める市経済企画課が受け付ける。郵送かファクスのみ。締め切りは7月16日必着。
市経済企画課の担当者は「商店街のイベントなどではすでに浴衣姿の人も多い。浴衣を着て盛岡の街を歩いて、一緒に地域を盛り上げてもらいたい」と呼びかける。
8月18日まで。