3密を避けて新しい生活様式へ!

漫画から間取りを書き起こす「マドラー」-NHK「熱中時間」で放送へ

製図ソフトのCADを駆使して間取りを書き起こす影山さん

製図ソフトのCADを駆使して間取りを書き起こす影山さん

  • 0

  •  

 NHKのエンターテインメント番組「熱中時間~忙中趣味あり~」は今月、盛岡市に住む自称「マドラー」こと影山明仁さんを取り上げる。

影山さんが最初に「間取った」、サザエさん宅の手描き間取り

 「マドラー」は、漫画の作品中に出てくる家や事務所を「想像しながら」間取りを書き起こす「間取りマニア」のこと。建築コンサルタントとして不動産会社を経営する傍ら、これまでに「ドラえもん」「マカロニほうれん荘」「巨人の星」などの漫画のほか、「アルプスの少女ハイジ」「魔法使いサリー」などのテレビアニメ、さらに「太陽にほえろ!」「吾輩は猫である」など、テレビ番組や文学作品まで、現在進行形を含めると約80の間取りを書き起こしてきた。

[広告]

 影山さんのマドラーぶりはこれまでに何度も地元のテレビ番組で取り上げられ、昨年8月には念願の単行本「名作マンガの間取り」(ソフトバンククリエイティブ刊、1,000円)を上辞。これがNHKの番組スタッフの目に止まり、「熱中時間」での放送で「メジャーデビュー」を果たすことになった。

 影山さんがマドラーになったのは、20年前に提案した戸建て住宅のプレゼンがきっかけ。客の家族構成が「サザエさん」と全く同じだったことから、そのまま「サザエさん宅」の間取りで提案してみることを発案。作品を読み込みながら住宅プランを提案したところ、見事に採用。これをきっかけに「あの漫画も、このアニメも」と知り合いからのリクエストに応じるうちに「マドラー」と言われるまでになったという。

 間取り起こしは、まさに想像と逆算のたまもの。「外観から見て、ここに4つの小さな窓が並んでいればその内側は廊下」「三方がすっかり壁になっていれば、残った壁にドアがあるはず」などなど、あらゆるシーンから間取りを「攻める」。

 「でも、こうして漫画から間取りを起こそうとしても、実際には押し入れの中に窓があったり(うる星やつら)、ドラえもんの野比家は、わずか91センチの幅で13段の階段。ほとんど壁ですよ」と影山さんは笑う。

 番組は本放送が3月10日22時~(BS-Hi)、短縮版が同11日22時45分~(総合)。ほか、同12日19時45分~(BS-2)、同15日(BS-2)、同16日(BS-Hi)などで再放送の予定。