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盛岡青年会議所が台湾地震に救援金 いち早く日常が戻ること願い

6月14日に行われた救援金贈呈式の様子

6月14日に行われた救援金贈呈式の様子

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 盛岡青年会議所が「2024年台湾東部沖地震」に対して募った救援金の贈呈式が6月14日、盛岡市役所で行われた。

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 同会議所では被災者の一日も早い生活再建を支援しようと、発災直後から募金活動を実施。バスケットボールB3リーグ「岩手ビッグブルズ」やサッカーJ3「いわてグルージャ盛岡」の試合会場、同会議所が主催したイベント「盛岡グルメフェスティバル」の会場、材木町商店街で行われる「材木町よ市」で合わせて4回の募金活動を行い、37万5562円を集めた。

 台湾の羅東国際青年商会と姉妹青年会議所締結を結び交流を続けてきたという同会議所の山内圭介理事長は「青年会議所同士の姉妹交流に加え、盛岡と台湾・花蓮市は友好都市なので、我々にとって台湾は身近な存在。予想以上の金額が集まり、皆さんが台湾へ思いを寄せていることを肌で感じている」と話す。

 集まった金は2024年台湾東部沖地震に対する救援金として日本赤十字社へ寄付することとし、18日に行われた贈呈式では、日本赤十字社岩手県支部盛岡市区長を務める内館茂市長が救援金の目録を受け取った。内館市長は「さまざまな会場で募金活動を行い、支援を呼びかけてくれたことを誇りに思う」と感謝を伝えた。

 贈呈式後の懇談で、内館市長は「岩手ビッグブルズ」や「いわてグルージャ盛岡」の試合会場での募金活動の様子について尋ねると、出席した盛岡青年会議所のメンバーらが「盛岡市民・岩手県民だけではない人も参加してくれた」「対戦相手を応援している人からも受け入れられてうれしかった」と話していた。「日本は災害が多く、被災して困っている国があれば助けようという思いがあるのではないか」「台湾に住んでいた人や台湾で仕事をしたことがあるという人も声をかけてくれて、日本にとって台湾が身近な国であることが分かった」と報告する人も見られた。

 山内理事長は「東日本大震災から十数年がたち、岩手の復興もやっと落ち着いてきた。この経験があるから台湾もすぐに日常に戻るわけではないとは理解しているが、一日でも早く日常が戻ることを願っている。これからも継続した支援について考えていきたい」と話す。

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