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盛岡のリンゴ畑で作業体験 地元作物への興味を育み農家と交流

摘果作業の様子(提供=トラベル・リンク)

摘果作業の様子(提供=トラベル・リンク)

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 盛岡市内のリンゴ畑で作業体験を行う「りんご畑でお手伝い~摘果編~」が6月12日・15日に行われる。

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 主催する旅行会社「トラベル・リンク」はグリーンツーリズムに力を入れ、地元の作物に愛着を持ってもらい、収穫までの過程を知ってもらおうと、農業体験ができるイベントを定期的に開いている。農業未経験者や初心者でもできる作業を、農家から教わりながら体験する。リンゴ畑での体験は市外からの参加者も多く、毎年楽しみにしているリピーターもいるという。

 リンゴ畑での作業体験は1つの実に栄養を集中させるための摘果、実にまんべんなく日光を当てるための玉回し、収穫の3つの作業を予定し、一年を通してリンゴの成長を見守る。担当者の阿部育恵さんは「6月に行う摘果は重要な作業で、機械化もできないので人手が要ることから、体験も快く受け入れてもらえている。摘果は消費者としてはなじみのない作業なので、参加した人からは『こんなことをしているんだ』と驚きの声も聞こえてくる」と話す。

 参加対象は高校生以上で、受け入れ先の農園に現地集合できる人。農園は参加日程によって異なり、12日は「りんご工房きただ」(黒川)、15日は「朝島観光りんご園」(大ケ生)。

 「盛岡は市街地から近い場所に豊かな自然があり、農業ができる土地。中心部より高い場所にある農園は涼しく感じ、爽やかな気分で作業に取り組めるのも魅力の一つ」と阿部さん。「農作物の作り方が分かると、店頭に並んでいる作物の見方や、手に取った時の価値観も変化すると思う。農家の皆さんとの交流も楽しんでもらいたい」と呼びかける。

 開催時間は各日9時~15時。参加費は1,000円(保険、おやつ・土産代込み)。定員は各日5人。申し込みは実施日の5日前までウェブサイトの申し込みフォームと電話(019-658-8644、平日10時~17時30分)で受け付ける。

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