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盛岡・盛南エリアで「まほらマルシェ」 企業と地域が交流するきっかけにも

まほらマルシェの会場は大きな虹色のゲートが目印

まほらマルシェの会場は大きな虹色のゲートが目印

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 盛岡市産の野菜や岩手県産の素材を使ったスイーツなどを販売する「まほらマルシェ」が5月25日・26日に「岩手マイタック」(盛岡市北飯岡)で開催された。

岩手出身パティシエが作るオリジナルスイーツ「「まほら岩手Sourire」の販売コーナー

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 同社は地域活性化をメインテーマに、環境保護や環境教育の事業に取り組む場として、薮川・外山地区で農業・自然体験施設やキャンプ場を備えた「まほら岩手」を運営している。施設内で収穫した野菜などの販売も行い、薮川まで買いに来るファンも多いが、市内中心エリアから距離があるため、「薮川以外の場所で定期的に販売したい」「まほら岩手を岩手マイタックが運営していることを知ってもらいたい」という考えから、同社の敷地を使って定期的なマルシェイベントを企画した。

 4月20日から始め、毎週土曜・日曜に開催。薮川とその近隣地区で収穫された野菜が並ぶ「おやさいマルシェ」や盛岡の農産品や加工品が並ぶ「盛岡マルシェ」、「まほら岩手」が今年1月に立ち上げた岩手県産の素材を使ったスイーツブランド「まほら岩手Sourire(スリール)」のスイーツ販売、「まほら岩手」の名物・魚のつかみ取り体験や魚すくい体験などを用意している。魚はその場で唐揚げや塩焼きと交換できる。

 まほら岩手の久保田梓さんによると、開始から1カ月がたち、来場者がなかなか増えない悩みもあるが、「まほら岩手って、薮川にあるところだよね」と声をかけてもらうことも増えたという。久保田さんは「岩手マイタックは建設会社で、まほら岩手はアウトドア施設。分野は違うが関わり合いがあることを知ってもらい、地域の会社として親しみを持ってもらえたらうれしい」と話す。

 イベントを開催した背景には、地域との交流を広げたいという思いもある。今後は子ども向けの企画を用意するなど、気軽に集まれる遊び場になることも目指している。久保田さんは「企業と地域住民が交流を持つというのは意外と難しい。互いに近い関係にあることで、地域活性やにぎわいづくりに協力したり、困った時に相談したり、地域の企業へ就職する人が増えるきっかけにもなれば」と意気込む。

 次回開催は6月1日・2日。開催時間は10時~15時。7月・8月は休止し、9月から再開予定。

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