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「ベジタリアンじゃじゃ麺」試食会 多くの人が盛岡の味を楽しめるように

5つの事業者が考案した「ベジタリアンじゃじゃ麺」。肉の代わりに豆やキノコを使っている

5つの事業者が考案した「ベジタリアンじゃじゃ麺」。肉の代わりに豆やキノコを使っている

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 トッピングのみそに肉を使っていない「ベジタリアンじゃじゃ麺」の試食会が4月8日に行われた。

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 盛岡冷麺とわんこそばと並ぶ「盛岡三大麺」の一つで、市民のソウルフードとしても親しまれる「盛岡じゃじゃ麺」。平たい麺の上にふんだんにのせる肉みそが味の決め手だが、近年は外国人観光客が増えた影響もあり、「肉を使っているか」「ベジタリアン対応はできるか」と質問されることもあるという。

 盛岡三大麺を全国に広げる活動に取り組む「盛岡三大麺普及協議会」では、昨年末に「まずはベジタリアン対応をしてみないか」とじゃじゃ麺事業者に提案。事業者と話し合い、毎年4月14日に行っている「じゃじゃの日」に向け、事業者有志と協働で肉を使わない「ベジタリアンじゃじゃ麺」の開発を進めてきた。

 同協議会事務局の高橋大さんは「信条や宗教上の理由によって、肉を食べない人や食べられる種類が限られている人は、外国人観光客に限らず世界中にいる。多くの人に盛岡じゃじゃ麺の味を楽しんでもらいたいが、肉みそはじゃじゃ麺の核。どう対応するかという課題があった」と話す。

 今回は市内の「じゃじゃ麺と酒の肴(さかな) き作」「じゃじゃ麺家 羽琉(はねる)」「ちーたん」「盛岡じゃじゃ麺 HOT JaJa」、紫波町の「じゃじゃ麺八番」の5事業者がベジタリアンじゃじゃ麺の開発に参加。「き作」では肉の代わりに豆とキノコ、「羽琉」はヒヨコ豆、「ちーたん」はゴボウ、「HOT JaJa」は大豆ミート、「八番」はエノキダケを使い、みそを仕上げた。食材をごま油で炒めたり、食感を生かしたり、野菜のだしを使ったりと各店ごとに工夫を凝らす。

 試食会には5事業者の代表と関係者のほか、「盛岡じゃじゃ麺ファンクラブ」の代表・工藤藍子さんも参加。工藤さんは「肉を使っていないと説明されないと分からないくらい、普段のじゃじゃ麺と変わりがない。皆さん相当研究されたと感じる。じゃじゃ麺の可能性や新しい方向性を感じた」と笑顔を見せた。

 ベジタリアンじゃじゃ麺は5事業者6店舗で4月13日と14日に数量限定で提供。提供店舗は盛岡市のウェブサイトや盛岡三大麺普及協議会のフェイスブックで確認できる。

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