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岩手県公会堂で恒例のリース展 アイデアの輪の広がりも楽しんで

スパイスを使った香りのするリース(手前)など個性豊かなリースが集まった

スパイスを使った香りのするリース(手前)など個性豊かなリースが集まった

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 公募によって集まったリース作品を展示する「第14回 Waのまちもりおかリース展」が11月29日、岩手県公会堂ギャラリー(盛岡市内丸)で始まった。

支援学校や児童センターなどによる団体出展作品

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 同展は、盛岡市が盛岡広域森林組合青年部などの関係団体と協働で取り組む「Waのまちもりおか『絆の輪』プロジェクト」の一環として毎年開いている。プロジェクトでは、森林環境の維持保全を啓発するとともに、盛岡の冬を彩り、にぎわいや交流を創出することを目的に、間伐材などを活用して作製した「もりおか森のリース」を飾る「Waのまちなか展示」も行っている。

 リース展は「絆の輪」をテーマに全国から作品を募集。今年は学校・施設単位での出展が増加。20点以上の一般作品に加え、支援学校や児童センターなど4団体による作品が並ぶ。リースは輪になっていることが基準で、使用する素材の種類は問わない。香りのあるスパイスを使ったものや、収穫した植物で装飾したもの、綿棒を雪の結晶に見立てた飾り、ハート型のリース、四季や石割桜を表現した作品など、個性豊かなリースが集まった。

 プロジェクトに関わる「ハートフルワークいわて」の江見夏恵さんは「これもリースの材料になるのだと驚くような、新しい素材を使った作品が目立つ。作者の皆さんが1年かけて、自然の中や身近な場所を見て、素材探しをしていることが伝わる。展示を見て新しいアイデアを思い付く人もいる。リースのようにつながり、広がるアイデアが面白い」と話す。

 集まったリースは来場者による一般投票を行い、大賞を含めた受賞作品は「深沢紅子 野の花美術館」で12月5日から開かれる「歴代リース展受賞者作品展と深沢紅子野の花美術館選抜展」で展示する。

 江見さんは「リースはどれも力作。作品に添えられた作者のコメントもじっくり読んでもらいたい。どんな素材を使って、何をイメージしているのか、どんな思いを込めているのか、作り手それぞれの世界観を楽しんで、お気に入りを見つけてもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~18時(最終日は15時まで)。入場無料。12月3日まで。投票は2日の15時ごろに締め切り、結果は3日に発表する。

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