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雫石でアーチェリーとセルフコントロールを学ぶ講座 町の新たな資源を活用

小岩井農場まきば園で行われた1回目の様子(写真提供=一般社団法人P.A.R.K)

小岩井農場まきば園で行われた1回目の様子(写真提供=一般社団法人P.A.R.K)

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 アーチェリー体験を通じてセルフコントロールなどを学ぶイベント「なりたい自分プロジェクト withアーチェリー」が12月2日、鶯宿スポーツセンター(雫石町)で行われる。

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 雫石町では、2016(平成28年)に行われた「希望郷いわて国体」でアーチェリー協議を開催したことをきっかけに、「アーチェリーのまちしずくいし」を目指して、さまざまな取り組みを進めている。鶯宿スポーツセンター内にアーチェリー体験ができるスペースが設けられていることから、イベントを企画した。

 イベントは、町民が文化や産業の振興のために自主的に取り組む活動や調査・研究に対して町が補助金を交付する制度「ふるさと文化振興基金助成事業」を活用。町の新たな資源であるアーチェリーを手段とした学びの機会を創出する。

 アーチェリーはメンタルスポーツとも呼ばれ、精神的な要素を求められる競技。イベントを主催する一般社団法人P.A.R.Kの櫻田七海さんは「近年、メンタル面の不調を抱える社会人が増えている。心理学やカウンセリング、コーチングなどに精通する人々と関わる中で、アーチェリーの競技スポーツの側面だけではなく、メンタルスポーツの面が課題解決の機会になるのではないかと考えた」と話す。

 今年9月には町内の小岩井農場まきば園内にあるアーチェリー射場で1回目を開催。参加者はアーチェリーの実践のほか、座学を通じてメンタルトレーニングについて学び、「集中力を付けたくて参加した。学びを生かしたい」「機会を見つけてまた参加したい」という感想が寄せられたという。

 2回目となる今回は、町の職員でアーチェリー国体選手の小野寺まどかさんがアーチェリー体験をサポートするほか、コーチングやカウンセラーの資格を持つ2人の講師がセルフコーチングやメンタルトレーニングの研修を担当する。初めに自分を知るワークショップを行った後、アーチェリーを体験。振り返りのワークショップの後、2回目のアーチェリー体験を行う。最後は鶯宿スポーツセンターに隣接する「いわて雫石アーチェリーセンター」も見学する。

 櫻田さんは「集中力を付けたいという人にもお勧め。心も体もすっきりできると思う。気軽に参加してもらいたい」と呼びかける。

 対象は中学生以上。9時30分から受け付け、10時開始。参加費は500円。定員は10人。参加者は動きやすい服装で、飲み物と筆記用具を持参する。申し込みはウェブフォームと電話(080-3149-9655)で受け付ける。

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