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もりおか町家物語館で恒例のお化け屋敷 「入ってはいけないお屋敷」がテーマ

荒れ果てたお屋敷をイメージさせるような入り口

荒れ果てたお屋敷をイメージさせるような入り口

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 「もりおか町家物語館」(盛岡市鉈屋町)浜藤ホールで7月28日、「町家のお化け屋敷2023 ~あのお屋敷には入ってはいけない~」が始まった。

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 同館の夏の恒例イベントとなっているお化け屋敷は今年で7回目。作り込まれたストーリーやスタッフ手作りの仕掛けなどが人気を集め、地域の子どもたちや住民から好評を得ている。今回は盛岡市在住のイラストレーター・ナカムラユウコウさんが企画・制作を担当している。

 今年のテーマは「入ってはいけないお屋敷」。どの街にも、誰の記憶にもあるような「心霊スポットとしてうわさになっている場所」がモチーフで、ナカムラさんの小・中・高校生時代にうわさになっていた幽霊屋敷から着想を得たという。ナカムラさんは「『あそこ、お化けが出るらしいよ』とうわさになる謎めいた場所はいつの時代もあるもの。今回はそういった場所を訪ねるイメージで作っている」と話す。

 場内は暗く、来場者は懐中電灯の小さな光を頼りに出口を目指す。大きな仕掛けを使って驚かせるような要素はなく、場内に配置した小物や壁、効果音、暗闇の怖さを生かすことで「この先で何か起こるよね」「驚かせられるよね」と来場者の想像をかき立てることで怖がらせる仕組みとしているという。スタッフからは「今までで一番怖いかもしれない」という声もある。

 初日は同館近隣の大慈寺小学校の児童5人が「最初の目撃者」として入場。5人は「暗すぎて怖い」「早く進んで」「先頭を変わってよ」などと言い合いながら進み、時々驚きの大きな声を上げつつも無事にゴールへたどり着いた。児童らは「置いてあるものが怖かった」「人形が不気味だった」「音が怖い」といった感想をスタッフへ伝えた。

 ナカムラさんは「怖い話やホラー映画、インターネット上にあふれる都市伝説など、皆さんそれぞれに怖いものや怖い経験に触れてきたと思う。お化け屋敷の暗闇や静かさがそれを引き立てて、怖い気持ちにさせる。友達や家族、恋人同士など、みんなで一緒に勇気を持ってお屋敷を訪ねてみて」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時(最終入場は16時30分)。入場料は一般=800円、高校生以下=400円、未就学児無料。8月20日まで。

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