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盛岡との交流深める「ID」発行開始 ファンを可視化、来訪のきっかけに

MCID保持者の証として届くキーホルダーのイラスト

MCID保持者の証として届くキーホルダーのイラスト

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 盛岡市は7月1日、盛岡との交流を深めるファンクラブ「MORIOKA CONNECTION ID(MCID)」の登録を始めた。

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 市が関係・交流人口の拡大や移住・定住の促進などを目的に取り組むプロジェクト「盛岡という星でプロジェクト」の一環として立ち上げた。同プロジェクトではSNSを通じた情報発信やビジュアルブックの発行、関連イベントの開催、交流拠点の開設など、県外の盛岡ファンを増やす取り組みを進めてきた。

 同プロジェクトを総括する市都市戦略室の吉田央さんは「プロジェクトを通じ、盛岡ファンは増加してきたと感じる。移住の相談も増えている。一方で、ファンにどのような層がいるか、特に盛岡と深く関わりたいと考えている人がどれぐらいいるかは可視化していなかった」と話す。

 そこで、熱意ある盛岡ファンを可視化するとともに、県外から盛岡を応援したいという人や、盛岡と関わりを持ちたいという人と市がつながり、新たな交流や愛着をさらに増やしてもらう仕組みとして、「MCID」を立ち上げた。

 日本国内・岩手県外在住者が対象。登録者には、盛岡にまつわるキーワードをアルファベットで表現した「盛岡特殊コード」とログインナンバー、シリアルナンバーを組み合わせた「MCID」を発行し、ID保持者の証であるキーホルダーを贈呈する。「盛岡特殊コード」は登録者が好きなものを選ぶことができ、「わんこそば(WANKOSB)」や「さんさ踊り(SANSA)」といった盛岡ならではのもののほか、盛岡南部藩家紋「対(むか)い鶴(MKIZR)」や、市内の地名「紺屋町(KNYCU)」、「中津川(NKTGW)」、盛岡出身の「原敬(HRKI)」などを用意。今後も種類を増やしていく。

 登録時に盛岡との関わりや興味関心のあるテーマを設定すると、登録者に合った盛岡関連の情報がメールで届く。登録者が指定のイベントやアンテナショップなどに訪れて2次元コードを読み込むと「つながりポイント」が獲得でき、集めたポイント数に応じて、キーホルダーに付けることができるプレートや、盛岡で使えるサービスチケットなどの特典を受けられる。

 吉田さんは「盛岡は今、注目を集める街。どんなきっかけでもいいので盛岡を好きになった人、盛岡に興味のある人と楽しみながらつながりたい。MCIDを通じて、継続的に互いの関わりを深めていければ」と呼びかける。

 登録はウェブサイトで受け付ける。

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