盛岡市と「盛岡ValueCity」(盛岡市清水町)は現在、市内の店舗などで使用できるデジタル版地域商品券「もりおかプレミアム付商品券スマートSANSA」の購入に向けた事前申し込みを受け付けている。
同商品券は、新型コロナウイルス感染症の長期化や物価の高騰などの影響により、家計負担が大きくなっている生活者の支援や、消費喚起による事業者の支援を目的とする。盛岡ValueCityが運営する地域電子マネー決済サービス「MORIO Pay(モリオペイ)」を活用し、アプリ型とカード型の2種類を発行する。
アプリ型は、スマートフォンアプリ「MORIO Pay」内に商品券を発行し、利用者が店頭にある専用の2次元コードを読み取って商品券を利用する。カード型は、2次元コードが記載されたプリペイド式カードの商品券を発行し、店舗側が読み取って利用する。
購入には事前の申し込みが必要。アプリ型とカード型で申し込み方法と1セットの額面、販売価格が異なる。アプリ型は1セット1,200円分を1,000円で販売し、「MORIO Pay」アプリ内の応募フォームで申し込みを受け付ける。
カード型は1セット6,000円分を5,000円で販売。申し込みは郵送でのみ受け付ける。はがきの裏面に住所・氏名・購入希望セット数など必要事項を記入して申し込む。
アプリ型・カード型共に、1人3万円分まで購入可能。販売上限はアプリ型が40万セット、カード型が2万セットで、申し込み数が上限を上回った場合は抽選となる。申込者にはアプリ型はメールで、カード型は郵送で通知が届き、それぞれ購入手続きを行う。
商品券は市内約800店舗で利用可能だが、店舗によってはアプリ型のみ利用できる場合がある。市では購入前に使用可能店舗を確認するように呼びかける。
市経済企画課の小野哲治課長は「物価高騰の波が続く中ではあるが、プレミアム商品券スマートSANSAを利用することで、家計の負担を軽減できればと考えている。市内の店舗での買い物は地域経済の活性化につながるので、多くの皆さんに利用してもらうことで事業者の皆さんを支援していきたい」と話す。
商品券の購入事前登録は、アプリ型が6月20日まで、カード型は6月15日必着。使用期間は7月1日~11月30日。