チャグチャグ馬コ(うまっこ)風の装飾をした路線バス「チャグバス」が、5月19日に運行を始める。
同バスは、伝統行事「チャグチャグ馬コ」をPRするとともに、公共交通の利用促進や魅力発信などを目的に2018(平成30)年度から滝沢市と岩手県北バスが協力し、チャグチャグ馬コの開催時期に合わせて運行。バスに親しみを持ってもらおうと、バスの装飾作業を地元の子どもたちと共に行っている。
今年の装飾作業は5月18日に滝沢市内の「柳沢地区コミュニティセンター」で行った。近隣の柳沢保育園の園児らが飾り付けと見学に参加した。飾り付けは年少から年長までの24人が担当。馬コをモチーフにしたキャラクターの塗り絵や、チャグチャグ馬コの装束に欠かせない鈴のイラストを窓に貼り付けて装飾を仕上げた。
園児らが飾り付けたもの以外にも、車体にはチャグチャグ馬コや市の公式キャラクター「ちゃぐぽん」のイラストシールが貼られ、車内には行進に参加する馬の写真や、馬が身に着ける装束を使った装飾などが施されている。
会場には園児たちを応援しようと装束を身に着けた馬コとちゃぐぽんも登場。園児らは馬コやちゃぐぽんとの触れ合いを楽しみ、大きな馬コの姿や豪華な装束に驚きの声を上げた。
装飾を終えたバスは園児らに見送られ、「チャグバス出発進行」の掛け声で出発。平日はダイヤを固定せず、滝沢市・盛岡市・八幡平市・岩手町の4市町を走る路線バス、もしくは滝沢福祉バスとして運行する。土曜・日曜・祝日はイオンモール盛岡南と厨川駅を往復する路線で、厨川駅発=7時・9時55分・13時25分、イオンモール盛岡南発=7時50分・11時・14時45分のダイヤで運行する。
6月10日まで。運行状況や停留所については岩手県北バスのウェブサイトに掲載する。