旅行会社「トラベル・リンク」(盛岡市大通3)が5月28日、「はじめての『盛岡』 菜園・大通まち歩きガイドツアー」を開催する。
盛岡市が行う関係人口・交流人口の拡大や移住・定住の促進などを目的としたプロジェクト「盛岡という星で」と連携して行う企画。同社がツアーの企画と実施を担当し、月に1回のペースでガイドツアーを行っている。参加者の対象は、盛岡に引っ越して間もない人や移住を検討している人といった「盛岡ビギナー」を中心に、街歩きを楽しみたい人などに設定し、企画の名前には「はじめての『盛岡』」と付けた。
観光客向けの街歩きツアーも企画している同社。観光ツアーとの違いを出すため、「はじめての『盛岡』」の企画ではガイドが生活に寄り添うような情報も提供する。担当者の中島航さんは「観光の街歩きよりも、参加者の皆さんとコミュニケーションを取るように心がけている。例えば皆さんがどんなことに興味があるのか、出身地はどこなのかといった情報に合わせてガイドの内容を少し変えることもある」と話す。
これまでのガイドツアーは、盛岡バスセンターなどがある河南地区方面へ向かうルートが多かったが、今回は「菜園・大通」をテーマにルートを設定。市の関係人口交流拠点「盛岡という星で BASE STATION」(菜園1)を出発し、菜園・大通の見どころや店舗の情報などを紹介し、同日に盛岡大通商店街で開催されるイベント「大通パラダイス」も案内する。
今後も毎月テーマを設けて盛岡ビギナー向け街歩きを続ける予定。6月のテーマは伝統行事「チャグチャグ馬コ(うまっこ)」。「盛岡で行われている地元のイベントを知ってもらい、親しんでもらいたいというのも狙い。6月のチャグチャグ馬コはもちろんだが、5月のツアーでは大通パラダイスを皆さんに知ってほしいと考えた」と中島さん。「菜園と大通は歴史や地理的な側面の面白さもある。どのように街がつくられてきたのか、他のエリアとの違いがあるのかといったところも話すことができれば。盛岡の良さをたくさんの人に届けたい」と意気込む。
参加費は1,000円。定員は8人。申し込みは電話(019-658-8644、平日10時~17時30分)と申し込みフォームで受け付ける。