「肴町こどもフェスティバル2023」が5月5日、盛岡市肴町商店街アーケード「ホットライン肴町」で開催される。
同イベントは5月5日の「こどもの日」に合わせ、肴町に住む子どもたちや、祝日でもなかなか遊びに行くことができない商店街の店主の子どもたちが商店街の中で楽しめるようにと2001(平成13)年から始まった。当初は小さな催しだったが、毎年開催を続けることで規模が拡大。アーケード全体を使ったイベントとなった。2020年のみ新型コロナウイルス感染症の影響を受けて中止となったが、2021年と2022年は規模を縮小して開催を続けた。
今年は久しぶりにアーケード全体を使った形に完全復活。イベントを主催する商店街振興組合青年部の中村祐輔さんは「ここ数年、どのイベントも規制や縮小が続いてきて、ようやく復活の兆しが見えてきた。子どもたちにも伸び伸びと、目いっぱいに楽しんでもらいたい」と笑顔を見せる。
当日はアーケード内にさまざまなブースを設けて子どもたちを迎える。毎年人気を集めていた市少年指導員による昔遊びコーナーや、子どもたちが風呂敷1枚分のスペースで行うフリーマーケット「ふろしき市」、地元企業や団体、学生らによるワークショップ、飲食ブース、巨大こいのぼりくぐり、ステージイベントなどを予定している。
現在、イベントに合わせてアーケードの天井に飾るこいのぼりの寄付も募集している。こいのぼりの飾り付けも毎年行ってきたが、古くなってきたこいのぼりも多いという。こいのぼりの数を増やし、にぎやかに飾り付けたい思いもある。「もし家で眠っているこいのぼりがあれば、肴町でもう一度泳がせたい」と中村さん。こいのぼりの寄付は、商店街振興組合事務局への持ち込みで受け付け、寄付後の返却は不可としている。
中村さんは「子どもたちが夢中になれるコンテンツがそろった。一日いてもずっと遊んでもらえると思う。子どもだけの来場ももちろん歓迎だが、付き添いの大人の皆さんも子どもたちと一緒に楽しんでもらえれば」と呼びかける。
開催時間は11時~15時。出店ブースは商店街振興組合のウェブサイトで随時紹介する。