盛岡さんさ踊り実行委員会が現在、「2023ミスさんさ踊り」と「さんさ太鼓連」を募集している。
「ミスさんさ踊り」は、盛岡市内と近隣市町に住む「さんさ踊りが大好き」な女性5人が毎年コンテストによって選ばれる。8月に開催されるパレードの先頭で踊りを披露して祭りを盛り上げるほか、年間を通じて県内外で盛岡さんさ踊りの魅力をアピールする活動に取り組む。「さんさ太鼓連」はミス太鼓・ミス横笛・うたっこ娘で構成する団体で、ミスさんさ踊りと共にパレードや派遣事業などに参加する。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて8月のパレードが中止となったため、ミスさんさ踊りも選出されなかったが、さんさ踊りのPR大使として全国各地や国外で活動する役割を担うため、2021年からミスさんさ踊りの募集を再開。同年もパレードは中止だったが、ミスさんさ踊りたちは派遣事業などを通じてPRに取り組んだ。2022年には3年ぶりにパレードが開催され、華やかな舞で祭りを盛り上げた。
今年の募集からは応募用紙の郵送・持参に加えて、専用ウェブフォームでも受け付ける。ミスさんさ踊りの応募資格は盛岡市内または近隣市町に居住している、さんさ踊りが大好きな健康で明朗な18歳~28歳の独身女性(年齢は2023年4月1日時点、高校生不可)。7月下旬に行う「三ツ石神社安全祈願奉納」と8月1日~4日の祭り全日程に参加できること、5月下旬~7月末に行う練習に参加できること、派遣事業に1年間協力できることなどが条件となる。
さんさ太鼓連の応募資格は、盛岡市内または近隣市町に居住している16歳または高校1年生~28歳の独身女性で、太鼓・笛・唄(うた)のいずれかの基本をマスターしていること、太鼓・笛は各自で用意すること、6月から約2カ月間の練習会に参加できること、祭り全日程に参加できること、派遣事業に1年間協力できること。
ミスさんさ踊りの応募者は1次審査で全員の面接を行い、10人程度の候補を選考。その後、2次審査で5人のミスさんさ踊りを決定する。さんさ太鼓連は書類審査と簡単な実技審査を行う。
盛岡さんさ踊り実行委員会の担当者は「ニューヨーク・タイムズ紙の『2023年に訪れるべき52カ所』に選ばれたこともあり、今年の盛岡さんさ踊りはより多くの来場者が予想できる。ミスさんさ踊りと太鼓連の皆さんにはパレードを明るく盛り上げてもらいたい」と呼びかける。
応募要項は盛岡さんさ踊りのウェブサイトに掲載。応募締め切りはミスさんさ踊り=4月28日、さんさ太鼓連=5月11日(いずれも必着)。