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みちのくプロレス30周年記念大会開催迫る 地域を愛し、愛され、30年

「岩手の皆さんが見に来てくれたからこそ戦える」と感謝を伝えるのはし選手

「岩手の皆さんが見に来てくれたからこそ戦える」と感謝を伝えるのはし選手

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 みちのくプロレス30周年記念大会第1弾が3月18日、矢巾町民総合体育館で開催される。

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 「みちのくプロレス」は、盛岡出身のザ・グレート・サスケ選手が日本初のローカルプロレス団体として1993(平成5)年に旗揚げ。今年で30周年を迎える。地域密着型のプロレス団体として興行を続けているが、県内だけではなく県外にも多くのファンがいる。

 30周年記念と銘打った大会は、旗揚げ大会が行われた「みちプロの聖地」・矢巾町民総合体育館から第1弾がスタート。5月からは「ゴールデンウイークシリーズ」と題して県内外で興行を行うほか、8月には神戸での旗揚げ30周年記念大会の開催も決まっている。

 同団体に2004(平成16)年に入団したのはしたろう選手は神戸出身。旗揚げ当時は小学生だったという。「気付けば自分も入団していて、そこから30周年まではほんの一瞬だった」とのはし選手。「旗揚げ当時はまだJリーグもない時代。ローカルスポーツの事例が少ない中、こつこつやってきた結果だと思う。サスケさんはよく『みちプロ50カ年計画』という話をするが、半分以上を過ぎていよいよ現実味を帯びてきたなと感じている」と話す。

 30周年記念大会第1弾は全6試合を実施。フジタJrハヤト選手対MUSAHI選手の東北ジュニアヘビー級選手権をメインに、30周年スペシャルマッチとして神取忍選手とサスケ選手が戦う。のはし選手は日向寺塁選手とGAINA選手とタッグを組み、義経選手・景虎選手・ラッセ選手のタッグに挑む。義経選手・景虎選手・ラッセ選手は同試合で久しぶりのタッグを組むという。

 のはし選手は「義経選手・景虎選手・ラッセ選手のタッグは人気で注目を集めると思うが、組むのは久しぶり。東北の地で戦い続けたメンバーとしての意地を見せ、タッグワークの乱れを狙う」と意気込む。

 みちのくプロレスでは「子どもから高齢者まで楽しめるものを」という思いを掲げて興行を続ける。子どもの頃に観戦していた人が、自分の子どもと一緒に観戦に訪れることも多いという。「今回の大会は、子どもから高齢者まで楽しめるようにという思いが張り巡らされたものになる」とのはし選手。「この30年、岩手の皆さんが見に来てくれたからこそみちプロが続いてきた。その結果、今われわれがリングに立っている。感謝の気持ちを忘れずに戦い続けたい」と話す。

 チケット料金はリングサイド=6,000円、指定席=5,000円、小中高校生指定席=2,500円(当日券は各500円増し)。みちのくプロレスの電話予約(019-687-2431)とオンラインショップ、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラスで取り扱う。

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