岩手県内外のコーヒー店などが集まるイベント「盛岡珈琲(コーヒー)フェスティバル」が6月4日・5日、「クロステラス盛岡」(盛岡市大通3)で開催される。
2019年6月に始まり、今回で7回目を迎える同イベント。新型コロナウイルス感染症の影響を受け中止とすることもあったが、対策を取りながら開催を続けてきた。実行委員長を務める「ねるどりっぷ珈琲 機屋」の店主・関基尋さんは「コロナ禍で飲食店への風当たりが厳しい時期もあったし、対策を気にしすぎてピリピリした空気の時もあった。今は少しずつ色んなイベントが再開して、飲食店も明るい方へ向かっているように感じる。『やっとここに着地できたな』という気持ち」と話す。
これまでは出店者が集まり、コーヒー豆やドリンク、菓子、雑貨などの販売を行うマーケット的なイベントとしていたが、今回は出店者を少なくし、会場で過ごす時間を楽しんでもらう内容を加えた。
出店者は、「珈琲・うつわ わたなべ」「手焼き珈琲焙煎(ばいせん) ポラン」「茶房ふじわら」「さわや書店」「YOSHIDALIFE」(以上、盛岡市)、「珈琲 樂(ウタ)」(一関市)、「caffe gita」(秋田県)など13店。このほか、トークショーやドリップ教室、コーヒーに関する豆知識を学ぶ「珈琲トリビア」といった企画も用意している。
関さんは「盛岡を盛り上げたい人、コーヒー店を開きたい人、コーヒーが好きな人、実はそうでもない人、誰でも受け入れたい。コーヒー店はそういう存在だと考えている。コーヒーから生まれるくつろぎの空気感や時間をコーヒー屋と一緒に楽しんで、それぞれの店へ足を運ぶきっかけになれば」と呼びかける。
開催時間は11時~18時。入場無料。実行委員会は現在、ボランティアスタッフを募集している。