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東家が引っ越しサポーター募集 みんなで「わんこそば椀」を仮店舗へ運ぼう

大通への移転を「ザ・ビートルズ」風の写真でユニークにお知らせ

大通への移転を「ザ・ビートルズ」風の写真でユニークにお知らせ

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 老舗そば店「東家」が現在、本店(盛岡市中ノ橋1)の店舗改装に伴う仮店舗での営業に向けて、移転先へ「わんこそば椀(わん)」を運ぶ「引っ越しサポーター」を募集している。

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 同店は新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、県内のわんこそば事業者と連携し独自のガイドラインを制定して、感染症対策を取りながら営業を続けてきた。今回の本店改装では、コロナ対策の事業再構築補助金を利用し、感染症対策を講じた店舗にする。

 社長の馬場暁彦さんは「これまでは本店では必要に応じて修繕や増築をしていたが、大きな改装というのはほとんどしてこなかった。感染症対策という背景もあるが、何か新しいことをしたい、明るいニュースを作りたいという気持ちもある」と話す。

 5月9日から休業となり、現在改装工事中。工事が終了するまで、大通の仮店舗で営業を行う。大通商店街で開催している弁当販売イベント「お弁当パラダイス」への参加がきっかけで、大通商店街の事業者を通じて空き店舗の情報を聞き、借りることになった。

 SNSなどでは馬場さんと本店従業員らが「サンビル」前の横断歩道を渡っている「ザ・ビートルズ」風の写真で休業と移転について告知。驚きの声が寄せられたが、ユニークな写真には好意的な反応が多く集まった。「移転や休業はネガティブな話題と思われがち。とにかく楽しく、面白くしたかった」と馬場さん。「東家が中津川を渡って、桜山を抜けて、大通にやってきたぞ、と伝えたかった」とも。

 引っ越しに際し、本店から仮店舗へ「わんこそば椀」を手で運ぶこととなったが、その数は約1万個。従業員だけでは人手が足りないことから、お椀を運ぶ「引っ越しサポーター」を募る。引っ越しは5月28日。運ぶお椀の数は年齢などに合わせて数個からでも可能。参加者には「引っ越しサポーター認定ステッカー」が贈られる。

 馬場さんは「期間限定ではあるが、私たちも大通での営業が楽しみ。この楽しい気持ちを皆さんと共有したい。わんこそばのお椀を持って練り歩くという機会は今後ないと思うので、気軽にサポートしてもらいたい。何か良いことがあるかも」と呼びかける。

 当日は10時30分から開始予定。参加無料。申し込みはウェブの専用フォームで受け付ける。先着100人。

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