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盛岡・大慈寺地区の「宝物」ガイドマップ ほかの街でも使える工夫取り入れて

「わたしのまちの『宝物』ガイドマップ」

「わたしのまちの『宝物』ガイドマップ」

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 NPO法人盛岡まち並み塾が、「わたしのまちの『宝物』ガイドマップ」を制作し、3月から配布している。

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 大慈寺地区は盛岡町家や酒蔵、寺院などの歴史的建造物が多くあり、歴史的な街並みが残っていることから、市の景観地区に指定され景観の保存や建築物の高さ制限などの細やかな認定基準による形成が行われている。そういった地域の魅力を紹介する観光向けのパンフレットはある一方、同地区が持つ地域資源に関して発信するツールはこれまでなかったという。そこで、「どんな地域資源があるのか」を取り上げるツールの制作を企画した。

 同法人では昨年、大慈寺地区で暮らす人を対象にアンケートやインタビューを実施したほか、地域の小学生と共に、同地区の良いところや地域らしさを探す調査を行った。その結果を「歴史的な街並みの中にある暮らしを豊かにするモノ」としてまとめ、「わたしのまちの『宝物』」と題した。

 宝物は「歴史と現代の調和」「教訓や学びをくれる歴史の証」「暮らし方・生き方のお手本」「人の個性、付き合い方に触れられる小さな社会」「まちがつくる・まちをつくる宝物」といった短いフレーズで紹介。歴史的な街並みだけではなく、地域住民の存在や生活利便性を支える環境、今を生きる自分たちも「地域の宝物」であるという気付きにもつなげる。

 「アンケート結果で意外だったのは、便利な街であるという回答が多かったこと」と「盛岡まち並み塾」の岩見麻梨子さん。「大慈寺地区は高齢者が生き生きと暮らし、建物や街並みの管理・保全に誇りを持って関わっている。その暮らしがあるから歴史的なものが残り、新しいものも受け入れられている。それを学ぼうとしている私たちも宝物の一つだと感じてもらいたいし、これが本質的な地域の魅力であるとして取り上げたかった」とも。

 ガイドマップと併せて「わたしのまちの歴史資源『宝物』発見シート」も作成。他の地域でも応用できるように、その地域の宝物を調査し、分類ごとにまとめられるワークシートになっている。

 岩見さんは「自分の住む街を客観的に見て、宝物を見つけられたのなら、他の街を訪れたり、移り住んだりした時にその街の宝物も発見できる。子どもから大人まで広く活用できるように仕上げたので、学習機会や街づくりのサンプルに使ってもらいたい。そして、大慈寺地区にはこんなに地域資源があるということも知ってほしい」と呼びかける。

 パンフレットとシートは盛岡まち並み塾事務局の「大慈清水御休み処(どころ)」(鉈屋町)で配布するほか、同法人のホームページからダウンロードできる。

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