盛岡市川目にある盛岡工業団地で9月1日、「盛岡中央工業団地まつり」が開催された。開催は、今年で16回目。会場には達曽拓也・岩手県知事や谷藤裕明・盛岡市長も訪れた。
工業団地内には工場の駐車場や道路に50以上の露天が立ち並び、10時~16時の間に約1万人の盛岡市民が訪れ、団地内は大にぎわいとなった。目玉のスタンプラリーでは500円でおよそ1,600円相当の製品がもらえるほか、ホテル宿泊券やビール1 ケースなどが当たるとあって、開始後30分で売り切れるほどの人気。仮設ステージでは南京玉すだれやバナナのたたき売り、映画で人気のフラダンスが披露され、市民は少し早い秋祭りを楽しんだ。
同イベントでは各企業の工場施設で実際に製品作りができる「体験コーナー」も設けた。印刷工場で名刺やカレンダー作り、製菓工場でケーキ作り、塗料製造工場でペンキ塗り絵、清酒工場ではオリジナルラベル作りなど、参加した市民はそれぞれの企業の特色を生かしたものづくりを体験した。
同工業団地協同組合の西野利夫理事長は「このイベントは、汚れたところという工業団地のイメージを払拭することを目的に16年前に始められた取り組み。実際に工場施設でものづくりの体験してもらうことで、将来の人材確保をすることも狙いのひとつ」と話す。
来年も同時期の開催を予定。