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盛岡・ビクトリア姉妹都市35周年記念動画公開 経済交流に焦点当ててPR

公開された動画より事業者による座談会の様子

公開された動画より事業者による座談会の様子

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 盛岡市や国際交流関係団体で組織する「盛岡市・ビクトリア市姉妹都市提携35周年記念事業実行委員会」が現在、「盛岡市・ビクトリア市姉妹都市提携35周年記念経済交流PR動画」を動画配信サイト「ユーチューブ」の盛岡市公式動画チャンネルで公開している。

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 盛岡市とカナダ・ビクトリア市は1985(昭和60)年に姉妹都市となり、2020年に姉妹都市提携35周年を迎えた。実行委員会では市民訪問団によるビクトリア市訪問などの記念事業を計画していたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け計画通りに進まなかった。2021年もビクトリア市訪問は中止。コロナ禍でも実現できることを模索し、動画を通じたPR活動を企画した。

 今回の動画は経済分野の交流に焦点を当てる。これまでの姉妹都市交流は文化や教育、スポーツ分野がメインとなり、経済分野での交流は少なかったという。動画はものづくりや盛岡をテーマに経済交流の発展の第一歩につなげる内容となっている。

 動画には市内5つの事業者が協力。南部鉄器やクラフトビールといった盛岡ならではのもののほか、農業、製造技術、福祉といった面から「盛岡のものづくり」について伝え、ものづくりにかける思いや背景にある盛岡の風土、商品の良さ、信頼できるビジネスパートナーであることをPRする。

 動画は盛岡の魅力を表現するオープニング映像から始まり、各事業者の紹介、各事業者代表による座談会、盛岡市長・ビクトリア市長のメッセージとなっている。全編通すと41分だが、興味のある分野から視聴できるように場面ごとに分割した9本の動画も併せて公開した。英語によるナレーションと字幕を付け、ビクトリア市を含めた海外の視点を意識した。

 経済交流は今後も姉妹都市交流の一環として継続。他の事業者へ働き掛けるきっかけや他の交流都市への発展にもつなげる考えもあるという。担当者は「盛岡にはこんな事業者がいて、こんな商品があるというのを盛岡からPRしたい。また気兼ねなく盛岡とビクトリアが行き来できるようになり、商品を持って行ったり、見に来てもらったりする時、『動画で見た』というような流れが生まれれば。現地でのPR活動にも活用したい」と話す。

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