「世界糖尿病デー・岩手県ブルーライトアップ2021」が11月5日、盛岡市内各所で始まった。
「世界糖尿病デー・岩手県ブルーライトアップ」は11月14日の「世界糖尿病デー」に合わせて、糖尿病の予防・治療・療養を喚起する啓発運動の推進を呼び掛けるために毎年行われている。
世界糖尿病デーキャンペーンのシンボルマークマーク「ブルーサークル」は青い丸をモチーフに、世界糖尿病デーを定めた国連やどこまでも続く空を表す「青色」と、団結を表す「輪」をデザインしている。11月14日には、「Unite for Diabetes(糖尿病との闘いのためともに団結せよ)」のキャッチフレーズの下、世界160カ国以上の著名建造物が青色にライトアップされ、糖尿病抑制のための「予防・検診・治療」も呼び掛ける。
今年の岩手県ブルーライトアップのメッセージは「Light it Blue&Unite for Diabetes 医療従事者に『青』で感謝を糖尿病の闘いのため団結せよ」。昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症に対して日々最前線で対応に当たる医療従事者への敬意と感謝を込めた「LIGHT IT BLUE」としても実施する。
盛岡市内では5日に「盛岡城跡公園石垣」でライトアップが始まり、8日からは「開運橋」、13日からは紺屋町の「東北電力鉄塔」、県内では12日から平泉町の「観自在王院跡」でも行われる。ライトアップは各場所とも世界糖尿病デー当日の14日まで。
今年は糖尿病の治療に使われるインスリンの発見から100周年の節目でもあるという。岩手県糖尿病協会の担当者は「糖尿病の患者はもちろんのこと、全ての県民の皆さんに、節目を向かえること、そして改めて世界糖尿病デーの趣旨を知ってもらえれば。もう一つ、この世界糖尿病ブルーライトアップイベントは、世界中でコロナ禍と戦っている医療従事者へのエールでもあることも伝えたい」と呼び掛ける。
ライトアップの点灯時間は、盛岡城跡石垣・開運橋・東北電力鉄塔=17時~22時、平泉町「観自在王院跡」=17時~20時。