岩手めんこいテレビ(盛岡市本宮字松幅)が運営する一般住宅のバーチャル展示場サイト「いいおうち.com」が注目を集めている。
同サイトは、岩手県内の工務店や建設会社など住宅メーカー9社(現在2社が準備中)のモデルハウス情報を集めた県内初のポータルサイトで、今年10月1日にオープンした。サイトへの導線は、同社トップページにリンクがある程度ながらも、すでに1,000を越えるアクセスがあり、出だしは好調と言える。
コンテンツは「住宅案内動画」をメーンに、各社が設計の際にこだわったポイントを間取り図入りで紹介するなど、住宅の基本的な情報が把握できる。
住宅案内動画は約2分の収録時間で、メーカーのセールスマンが出演し自社の住宅の特徴などを説明する内容。住宅関連のバーチャル展示場サイトは大手住宅メーカーなどが3D画像を駆使したものはあるものの、メーカーのセールスマンが動画を通して直接住宅を紹介するものは珍しい。
同企画について広報担当者は、サイト立ち上げに関して「最近はネット媒体の利用率が上がってきたことが大きい」とし、利用者のメリットについては「実際の住宅展示場では、顧客がセールスマンから声をかけられるのを嫌がる傾向にあるが、これなら気軽にいつでも住宅の内容を確認できる。展示場に行った気持ちにもなれる」と話している。「週末だけでは、一度に何カ所も(住宅を)見て回れないが、ウェブサイトなら短時間で閲覧できるのも大きな利点」とも。
11月30日まで、ニンテンドーWiiなどが当たるオープニングキャンペーンを実施中。