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もりおか歴史文化館「自由研究コンクール」作品募集 子どもたちの力作求む

2019年に行われた第2回の展示の様子

2019年に行われた第2回の展示の様子

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 もりおか歴史文化館が現在、「第3回もりおか歴史文化館自由研究コンクール『モリガク』」に出品する研究・作品を募集している。

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 「モリガク」は、同館のサポーター組織「歴文館サポーターズ ふたば」のメンバーとして活動していた市内の高校生が発案した、小学生による盛岡の歴史・文化をテーマにした自由研究を募集するコンクール。盛岡という地域について自ら知ろうとするきっかけをつくり、郷土の歴史や文化を大切にする心を育むことを目的とする。

 2019年の3月に冬休みの自由研究を対象に第1回、同年11月には夏休みの自由研究を対象にした第2回を開催。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で募集と作品展共に開催を見送った。毎回力作ぞろいのコンクールは来館者からも好評で、「子どもたちの好奇心や力強さ、盛岡への愛情深さが感じられる」と同館担当者。

 「過去2回のコンクールを通して感じたのは、人に見せる・伝える方法をしっかり学んでいるなということ。自由研究のような調べ学習は長期戦で体力も気力も必要。『モリガク』のような発表の場が皆さんの励みになって、子どもたちの研究の成果がさらに広まっていってほしい」と話す。

 コンクールの応募資格は、盛岡の歴史や文化に興味・関心のある小学生。出品する研究・作品の形式は1097ミリ×788ミリの模造紙(片面のみ使用)もしくは40センチ×30センチの台に載せられる形状のものとする。保存環境維持のため、飲食物・植物・虫類を含む動物・ぬれたもの・汚れたものなどを使った研究・作品は館内への持ち込みを制限している。

 出品できる研究・作品は1人につき1点。集まった作品は低学年(1・2年生)、中学年(3・4年生)、高学年(5・6年生)の3つに分けて審査を行い、最優秀賞や優秀賞などを選定する。今回は表彰式は行わず、ホームページへの掲載と10月16日からの作品展での展示を予定している。

 担当者は「今回も皆さんの力作が集まるのを楽しみにしている。盛岡をテーマにした自由研究の発表機会として、盛岡の歴史と文化と魅力が日本中に伝わるような作品を心待ちにしている」と呼び掛ける。

 作品は応募用紙に必要事項を記入し、「もりおか歴史文化館」へ直接持ち込む。同館総合案内で受け付けるほか、「岩手緊急事態宣言」に伴う臨時休館中は通用口から受け付ける。募集要項と応募用紙はホームページからダウンロードできる。受付時間は10時30分~17時。締め切りは9月30日。

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