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盛岡市動物公園が「動物履歴書」本を発売 飼育係ならではの情報を紹介

「動物履歴書」本の一部。看板をそのまま本にした内容になっている

「動物履歴書」本の一部。看板をそのまま本にした内容になっている

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 盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ、盛岡市新庄)は2月2日、同園飼育係が作成した「動物履歴書」をまとめた本の販売を始めた。

 園内では、動物たちが過ごす運動場などの前に動物の種類や名前といった情報を掲示する看板を設置している。その看板の一番下の部分はスタッフらの間で「さしかえ」と呼ばれ、開園当初から動物の紹介や生態に関する知見の場として利用してきた。

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 「さしかえ」の部分を活用し、動物の種だけではなく同園で暮らす個体にもっと注目してもらおうと作成されたのが「動物履歴書」。それぞれの動物の担当飼育係が作成し、動物の愛称や出身地、生年月日、与えている餌、好きな食べ物といった情報のほか、飼育係による「うらばなし」や「ここに注目!」といった項目で動物を紹介する。2020年6月1日の開園から掲示を開始し、長期休園に入る前の11月30日で掲示を終了。設置していた当時は来園者からも「個体が識別しやすい」「この情報が分かってうれしい」といった感想が寄せられていた。

 もともと、この「動物履歴書」をガイドブックとして本にしたいという思いがあり、SNSなどでの発信も行ってきたが、出版までは至らなかったという。そこで自作の本として、「欲しい人の手元に届くように」と、注文した分だけ製本されるサービスを活用して販売を始めた。

 本にするに当たり内容の変更や修正は行わず、看板として設置していたものをそのまま使用。そのため、現在とは異なる個体の紹介になっている部分や、他の園に引っ越した個体、死んだ個体の履歴書も掲載されている。同園の担当者は「新しい情報に更新すべきかどうか悩んだが、来園した皆さんに見てもらったものを楽しんでもらいたくて、そのまま届けることを決めた」と話す。

 動物履歴書に使われている動物の写真は、担当飼育係のお気に入りの写真。紹介されている情報やエピソードからも、飼育係たちの愛情や動物への思いが感じられる。中には、動物履歴書を作るに当たって愛称を公表した個体もいるため、飼育係たちがそれぞれ呼んでいたものが愛称として採用されている場合もあるという。

 2月18日現在で注文数は40件を超え、「注文して良かった」「手元に届いて、楽しんでいる」という声も集まっている。「作って良かったと思う」と担当者。「個体のことや食べ物のこと、そして何より飼育係お気に入りの写真がたくさん載っているのでお薦め。リニューアルオープンまでの長い休園の中で、ZOOMOの動物たちに思いを寄せてもらえれば」と呼び掛ける。

 A4判、42ページ。製本代金は1,980円。注文は専用サイトで受け付ける。

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