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「岩手県立博物館写真コンテスト」初開催へ 来館者との触れ合い絶やさず

博物館職員が館内の「グランドホール」から撮影した岩手山

博物館職員が館内の「グランドホール」から撮影した岩手山

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 岩手県立博物館(盛岡市上田)は現在、「第1回岩手県立博物館写真コンテスト」の作品を募集している。

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 写真コンテストは同館の高橋廣至館長が発案。高橋館長はこれまでもさまざまなイベント企画を提案してきた。新型コロナウイルス感染症の影響を受け来館者が減少するとともに、来館者との直接的な触れ合いもできず、職員の間でも「来館者とのつながりが弱くなっている」という声が集まっていた。そこで、写真を通じて「来館者との間接的な触れ合い」をつくろうと写真コンテストの開催を思い付いたという。

 高橋館長は「しばらくの間、来館者の皆さんと直接的な触れ合いをすることは難しい状況。このような中で、せっかく博物館に訪れた皆さんとどう楽しんでもらうか、どのようにコミュニケーションを取っていくかを考えていた。写真であれば、撮影したものを送る、展示したものを見るという楽しみができると思った」と話す。

 今回が初開催となる。作品のテーマは「私の岩手山」とした。同館からは岩手山がよく見えることに加え、県民から親しまれ、見る場所や季節によって人それぞれの「お気に入りの岩手山」があることからテーマに選んだ。

 写真撮影を楽しんでもらい、作品を気軽に発表できる機会を提供しようと、応募資格はアマチュアに限定。写真の撮影技術や作品の芸術性を競うコンテストではなく、撮影機材も不問としスマートフォンなどで撮影したものでも応募可能となっている。

 作品はA4判に印刷したもので、カラー・モノクロ問わず、未発表・未公開で応募者が著作権を有するオリジナル作品に限る。1人3作品まで応募でき、同館のホームページからダウンロードした応募用紙に必要事項を記入し、写真の裏側に貼り付け、同館へ封書で送る。

 応募作品には大小問わず岩手山が写っていることが条件。同館で撮影したものだけではなく、自分の街から見たものや登山中の風景でも構わないという。

 「住んでいる地域によって岩手山の姿は変わって見える。皆さんそれぞれに好きな岩手山があると思う」と高橋館長。「私たちの街から見た岩手山、自分しか知らない岩手山の姿などをどんどん教えてほしい。気軽に撮影して応募してもらえたらうれしい。皆さんからすてきな作品が届くのを楽しみにしている」と呼び掛ける。

 締め切りは2021年3月26日16時(必着)。応募要項・応募用紙は同館ホームページから入手できる。

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