滝沢市観光協会(滝沢市下鵜飼)は現在、ビッグルーフ滝沢駐車場で弁当のドライブスルー販売を行っている。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け同協会会員も売り上げが減少しているという声があり、その状況を少しでも改善する取り組みとしてスタートした。市内4つの飲食店・仕出し店による弁当9種類を販売している。
ドライブスルーでの販売にした理由は場所にあるという。販売場所の「ビッグルーフ滝沢」は広い駐車場を有し、イベント会場としても利用されていた。同施設も新型コロナウイルスの感染拡大防止のため多くのイベントが中止となっていたことから、広い駐車場を生かしたドライブスルー販売の実施を提案。施設側も快く受け入れた。
滝沢市観光協会副会長の高橋和重さんは「場所があるというのは一つの強み。ドライブスルーは車が入れるスペースがないとできないので、互いに協力しながら実現できたアイデアだと思う。注文数も多く、好評を得ているように感じる」と話す。
弁当はメニューのジャンルの豊富さ、支払いしやすい価格設定にもこだわった。ボリューム感のある「焼肉丼」や「油林鶏(ユーリンチー)弁当」は若者に、野菜もふんだんに入った「タコライス弁当」(以上500円)は女性からの人気が高い。「天ざる特上弁当」(1,000円)は、年齢層の高い世代からの注文が多い。
「ドライブスルー」としているが、車以外での受け取りも可能。販売は6月30日までを予定しているが、様子を見てメニュー数を増やしての延長も検討しているという。高橋さんは「滝沢独自のおいしい弁当をこの機会に食べてみて」と呼び掛ける。
利用は前日15時までの予約制。注文は電話(TEL 019-601-6327)、ファクス(FAX 019-601-6328)、メールで受け付ける。受け渡しは月曜~金曜の11時~13時の間で、土曜・日曜は予約の受け付けのみとなる。「ビッグルーフ滝沢」の休館日(6月9日、23日)は予約と弁当の受け渡しを休止する。