盛岡市は現在、盛岡市産の食材を使ったメニューや商品を提供する飲食店を認定する「盛岡の美味(うま)いもんアンバサダー」認定店の中から、テークアウト・デリバリーを行っている飲食店の紹介を行っている。
「盛岡の美味いもんアンバサダー」は、2017(平成29)年にスタートした制度。盛岡市産の食材を使ったオリジナルメニューや商品を提供する飲食店などを認定し、地産地消の推進に係る取り組みなどを支援する。
認定は「果樹」「肉・卵」「米・雑穀」「野菜」「山菜・きのこ」の部門に分かれ、果樹部門は盛岡りんごやアロニア、「肉・卵」はもりおか短角牛やもりおかあじわい林檎(りんご)ポークなど、それぞれの部門でテーマ食材があり、メニューごとに認定を行っている。
アンバサダー認定店は盛岡特産の農産物を使ったオリジナル商品を考案・提供することで、普段から盛岡の食と農のPRに大きく貢献しているという。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための休業や外出自粛などで大きな影響を受ける店舗に協力しようと、テークアウトやデリバリーを実施する認定店を紹介することとした。
今回は「おうちで食べよう!アンバサダーの美味いもん。」と題し、認定店のうち企画に賛同した店舗を市のホームページで紹介。現在は19店舗が掲載されているが、順次増やしていく。一覧で掲載するほか、各店の紹介ページも用意し、テークアウトメニューや店舗の営業情報、ホームページなどを紹介している。店舗のジャンルは洋食や和食、カフェ、居酒屋など多岐にわたる。
今後は冊子にまとめて配布を行う予定もあるという。市農政課の担当者は「普段から地産地消に協力してくださる皆さんが、さまざまな工夫をしながら、家でも盛岡のおいしいものを楽しんでもらおうと知恵を絞っている。活用してもらえれば」と呼び掛ける。