フランス料理のコンクール「第13回メートル・キュイジニエ・ド・フランス ジャン・シリンジャー杯」の東北大会が10月6日、北日本ハイテクニカルクッキングカレッジ(盛岡市盛岡駅西通2)で行われた。主催はFFCCフランス文化料理センター(東京都新宿区)ほか。
日仏交流150周年を記念して行われた同杯は、主に若手から中堅のフランス料理の料理人が腕を競うコンクール。その東北地区大会として初めて盛岡で行われた同大会では、地元盛岡や青森、秋田、仙台など東北地域のホテルに勤める料理人の中から、レシピ審査による1次審査を通過した10人の料理人が実技審査に挑んだ。テーマは「伝統の継承と革新」で、ウズラとフォアグラ、ワイン(赤・白)を材料に使った温製メーン料理。
審査は、先のサミットで総料理長を務めたザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパの中村勝宏総料理長(日本審査委員長)のほか、東北地域のホテル料理長ら8人があたった。審査の結果、メトロポリタンエドモント秋田の佐藤滋さんが1位となり、全国6地域の1位通過者で競われる本選決勝に駒を進めた。
大会の事務局長・大沢晴美さんは「地方大会から勝ち抜けで行う同大会は、これからシェフとして活躍する人材が挑む登竜門のようなコンクール。実際に優勝者は有名ホテルのシェフやオーナーシェフとして活躍している」と話している。
本線は11月17日に同センターで行われる。