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「先人記念館」で「明治・大正盛岡文士録」展 盛岡ゆかりの文学者にスポット

石川啄木を紹介する一角

石川啄木を紹介する一角

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 「盛岡市先人記念館」(盛岡市本宮)で現在、収蔵資料展「明治・大正盛岡文士録」が行われている。

展示室には「啄木鳥探偵處」のポスターも

 同展は、盛岡市と東京都・文京区が友好都市になったことに合わせ、文京区にゆかりがある石川啄木を含めた盛岡に関係がある文学者についての展示として企画。4月13日から啄木を主人公としたテレビアニメ「啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)」の放送がスタートすることもあり、同作品に登場する金田一京助や野村胡堂を含めた10人の文学者を取り上げる。

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 展示は明治から大正にかけての文学史の歩みに沿って紹介。展示する資料は全て同館が収蔵しているもので、それぞれの文学者による著作や原稿のほか、出版に関わった雑誌や同人誌など134点を展示する。有名な人物だけではなく、あまり知られていない人物にもスポットを当て、歴史の流れに合わせて取り上げることにより、盛岡という地方と首都圏とのつながりや、文学史に大きな影響を与えた活躍などに注目してもらえるように工夫している。

 アニメ「啄木鳥探偵處」は同名の小説が原作で、啄木が探偵となり、その助手を金田一京助が務める。2人と交流があった野村胡堂は文士仲間として登場する。展示の中では、啄木・京助・胡堂のつながりを示す資料も展示。それぞれについて書いた手紙や書籍などの内容から交流の様子が分かる。同館内には常設の「金田一京助記念室」もあり、その業績や啄木との交流についても紹介している。

 担当学芸員は「今回紹介する10人の文士たちは、近代文学の始まりにさまざまな影響を与えた。文学史というのはあまり身近なものではないが、長い歴史の中で盛岡ゆかりの人々が活躍していたことを知ってもらいたい」と話す。アニメの放映については「3人がどんな人物として描かれるのか期待したい。アニメが始まった後も展示は続くので、資料を見ながら実際の3人と比べてみるのも楽しいと思う。3人以外の文士たちにも興味を持ってもらえれば」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は一般=300円、高校生=200円、小・中学生=100円。月曜・毎月最終火曜休館。6月14日まで。

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