盛岡地域のコミュニティーFM局「ラヂオもりおか」(盛岡市中ノ橋通1)は10月3日より、大学生が制作するラジオ番組「岩大放送研究室」をスタートする。
同番組の制作を手がけるのは、岩手大学の「岩大放送研究部」の学生ら11人。同部ではこれまでにも10分程度の番組コーナー「ガンダイ☆チャンネル」を手がけてきたが、同局の依頼で今回初めて本格的に30分番組を任せられることになった。
同番組は「学生の視点」をテーマに、同大学で行われる行事の告知や街をリポートするほか、リレー形式による高校生の「お悩み相談」など、独自の企画も盛り込む予定。
同部でまとめ役を務める千葉祐也さん(人文社会科学部2年)は、「この番組のために夏休みの2カ月間、トークのトレーニングを続けてきた。大学生の目線で言葉を発信したい」と意気込みを見せる。トークだけでなく、ミキシングなど放送技術も自らで手がけるという。
今回、番組制作を依頼した同局制作部の吉田広宇さんは「岩手大学の学生には、10年前の開局当時から番組制作に関わってきてもらってきた。今後もその経験を生かしてほしい」と期待を寄せる。「意外に世の中と接点がない学生らを積極的に社会に関わらせる意味もある」とも。
放送時間は毎週金曜19時30分~20時。周波数は76.9MHz。