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滝沢で大根1000本の「冬支度」体験 農家の仕事と知恵伝える

大きく育った大根。今回は一度収穫して埋め戻す作業を行う

大きく育った大根。今回は一度収穫して埋め戻す作業を行う

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 農家の仕事などにチャレンジする取り組み「もぐうまプログラム2019vol.5」が11月30日、助六園(滝沢市)で開催される。

 イベントを企画・主催する「たきざわ3しょくプロジェクト」は、食べ物の「食」、職業の「職」、価値観や多様性など「個性の色」を「滝沢市の3つのしょく」とし、収穫・食事・交流を軸とした体験・見学プログラム「もぐうまプログラム」を通じて、農作業体験や生産者との交流を行い、職業観や地域愛の醸成を目指した活動を続けている。

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 昨年スタートし、今年で2年目を迎えるプログラム。参加者の様子について「たきざわ3しょくプロジェクト」実行委員会副委員長の松森政仁さんは「単なる農作業体験で終わるのではなく、農家の皆さんの話を聞いて、そして味わうことで楽しみながら知ってもらえているように感じている。地域の大人たちと交わることで、子どもたちの未来につながることがあればうれしい」と話す。

 今回は市内の農園で大根1000本の収穫と冬支度を行う。これからの時期は大根の収穫が減っていき、土の中で大根が大きく成長していくという。大きくなった大根は市場に出るには規格外だが、味はおいしく、一度土から抜いて埋め戻すことで、2月から3月くらいいまで保存できるようになる。

 こういった冬支度は農家にとっては当たり前の作業だが、体験する機会は少ない。「たきざわ3しょくプロジェクト」実行委員会委員長で、「助六園」の代表も務める工藤光さんは「大根の冬支度は大変な仕事。皆さんの食卓へ届く野菜の背景には、つらい仕事もあることを知ってもらいたいといいう思いもある。規格外の大根はどうなるのか、埋め戻した大根はこれからどうするのかという部分の話もしながら、スーパーで並ぶ野菜について考えも深めてほしい」と話す。

 大根の冬支度作業を行った後は、収穫した大根を使ったおでんと新米のおにぎりで昼食。お土産として大根を持ち帰ることもできる。

 松森さんは「滝沢の観光資源の一つは人の魅力だと考えている。生産者の皆さんと直接話しながら、地元の人の魅力を知ってもらえるきっかけにしてもらいたい。大根の冬支度は、寒い冬の間の食べ物をどう確保するかという農家の知恵の1つでもある。そういう知恵も学んでもらいたい」と話す。

 工藤さんは「当日は相当寒いと思うので、防寒対策をしっかりお願いしたい。作業の後は一緒に温かいおでんを食べながら、いろいろな話ができることを楽しみにしている」と呼び掛ける。

 開催時間は9時~13時。参加対象は中学生以上。参加費は大人=500円、学生=無料。昼食交流会のみの参加も可能。申し込みは専用フォームで受け付ける。締め切りは今月28日20時まで。

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