盛岡市子ども科学館(盛岡市本宮)で7月24日から、特別展2019「ダンボールパーク」が開催される。
同館の特別展は、毎年夏休みシーズンに合わせて開催。毎回さまざまなテーマを設けて展示を行っている。今年は「ダンボール」をテーマに、段ボールを材料にした遊具などで遊べる展示を予定している。
段ボールを題材にした背景には、同館が掲げる本年度のテーマ「かわる」がある。特別展担当者の佐々木崇さんは「段ボールは紙の構造を変えて丈夫さを出したり、古紙をリサイクルして段ボールに変えていたりと、『かえる』にまつわる特徴が多くある」と話し、「今回の展示では、そんな段ボールを更に遊具に変えて楽しんでもらうことで、身の周りにある科学や技術、そして『かわる』ものやことに興味を持つきっかけにしてもらいたい」とも。
当日は強化段ボールを使って作られた遊具8点を展示。恐竜の形をした大きな滑り台やシーソーなどの乗って遊べるもののほか、段ボールの迷路などが設置され、自由に遊ぶことができる。遊具のほか段ボールについて学べるパネル展示も行い、勉強も遊びも同時に楽しめるように工夫した。
特別展は同館が夏休みシーズンにさまざまなイベントを行う「夏休みSPECIAL」の一つ。期間中は実験工作教室やスペシャルワークショップ、ナイトミュージアム、サイエンスショーなどが開催されるほか、プラネタリウムも毎日5回上映を行う。
同館広報担当の栗谷川真実さんは「夏休み期間はたくさんの子どもたちが遊びに来てくれてにぎやか。実験工作教室がある日は、開館前から待ってくれていることもある。夏休みの工作や自由研究のアイデアにも役立ててもらいたい」と話し、「段ボールは身近な素材だが、身近すぎて知らないことがいっぱいある。遊びながら知って、学んで、楽しめる特別展なので、ぜひ足を運んで」と呼び掛ける。
開館時間は9時~16時30分。入場料は300円(大人・子ども同一)。8月18日まで。