「もりおか雪あかり2019」が2月7日、開幕した。
「もりおか雪あかり」は市民や観光客の交流、地域活性などを図るとともに、雪で作ったスノーキャンドルに火をともし、本州一寒い街と呼ばれる盛岡の冬の夜を温かい光で来街者をもてなそうと始まり、今年で15回目を数える。盛岡城跡公園芝生広場ともりおか歴史文化館前広場をメイン会場に、盛岡駅滝の広場やプラザおでって、岩手県公会堂など市内11カ所のサブ会場が、スノーキャンドルや雪像で飾り付けられる。
たっぷりの雪に恵まれた昨年と打って変わり、今年は降雪量が少なく雪不足に見舞われたが、大型トラック18台分の雪を運び込み、雪像やスノーキャンドルの制作が行われた。メイン会場には市民らが制作した9基の雪像とのべ約1万個のキャンドルが並ぶ。
初日の7日は冷たい雨が降る中オープニングセレモニーが行われ、藤尾善一副市長は「関係各所や多くのボランティアの皆さんの協力もあり開催できた。雪あかりの温かいともしびが、皆さんの心に温かさをもたらすように」とあいさつ。あいにくの天気となったが、多くの市民や観光客が足を運び、幻想的な雪あかりを楽しむ姿が見られた。
8日18時からは雪像の芸術性などを審査する「雪あかりアートコンクール」の表彰式が行われるほか、期間中メイン会場内の休憩テントでは15回目の開催を記念して歴代のポスターや写真が展示されている。
雪あかりの点灯時間は17時~20時。今月9日まで。