盛岡国際俳句大会実行委員会事務局では現在、「第1回盛岡国際俳句大会」に向けて、事前投句の募集を受け付けている。
同大会は盛岡市制施行130周年の記念し8月3日・4日に初開催する。同様に130周年を記念して行われるフルマラソン大会「盛岡シティマラソン」もあり、文化的なものとして俳句大会が企画された。
近年、俳句は海外でも人気を集め、世界各地で愛好者が広まっているという。盛岡の姉妹都市であるカナダ・ビクトリア市にも俳句協会があり活発に活動を行っている。そこで大会では日本語だけではなく英語の部門を設けた。
大会は事前投句・日本語部門、事前投句・英語部門、当日投句・日本語部門の3部門で、現在は事前投句部門の応募を受け付けている。年齢や国籍に問わず投句でき、題材は自由。各部門から大賞など入選者を選ぶほか、盛岡の自然景観や歴史文化を題材に詠んだ句の中からは盛岡市長賞を選出する。
日本語部門は1人3句につき1,000円の投句料が必要だが、英語部門と高校生以下の投句は無料とし、若い世代の活躍を後押しする。日本語部門は専用の用紙に記入し郵送、英語部門と日本語部門の高校生以下は公式ホームページの応募フォームで受け付ける。投句できるのは未発表作品で、日本語部門は3句1組で1人何組でも、英語部門は1人2句以内で応募できる。
8月3日には市内の観光名所を巡る吟行イベント、4日の本大会では、俳人・夏井いつきさんや、ビクトリア市の俳句協会「Haiku Canada」を主宰するテリー・アン・カーターさんによる講演と表彰式が行われる。大会当日のスケジュールや当日投句など今後の予定は順次ホームページなどで告知していく。
実行委員会事務局の担当者は「俳句は世界一短い詩とも呼ばれ、世界中で親しまれている。俳句が海外で取り上げられていることも知ってもらいたい」と話し、「市民の皆さんはもちろん、市外に住んでいる皆さんにも参加してもらいたい。五・七・五は慣れ親しんだリズムだと思う。楽しみながらこの機会に一句よんでみて」と呼び掛ける。
締め切りは5月7日。