「第7回もりおか寿司(すし)めぐり」が11月1日からスタートする。
同イベントは、11月1日の「すしの日」に合わせ、岩手県すし業生活衛生同業組合・盛岡支部が行っているもの。東日本大震災で被害を受けた三陸の復興を応援するとともに、「自粛ムード」が漂っていた盛岡の街を元気にしようという思いでスタートした。すしを食べてもらうことで、三陸魚介の消費拡大や、「すしの街・盛岡」の全国へ向けたアピールにもつなげる。
7回目を迎える今年は市内のすし店20店舗が参加。1枚1,080円のチケットを購入すると各参加店で旬のすし5貫と、茶わん蒸しや汁物など各店のオリジナル料理1品のセットが味わえる。5貫のうち3貫は三陸産のネタを使う。初めての取り組みとして「岩手県盛岡広域振興局」が協力し、県産米消費拡大キャンペーンの一環として、参加店のうち17店でシャリに「銀河のしずく」を使ったすしを提供する。
同局農政部長の山舘忠徳さんは「銀河のしずくのさっぱりとした味わいや食感の軽やかさ、そして冷めてもおいしいというところがすしに合い、おいしさを引き立てると思う」と話す。
岩手県すし業生活衛生同業組合・盛岡支部長の高橋剛一さんは「すしには握り手の人生が表れる。店ごとの特色を生かしたネタの違いや、シャリの炊き方、味の違いを食べ比べてもらいたい。各店の親方たちの個性も一緒に楽しんで」と話し、「街のおすし屋さんをもっと身近に感じてもらいたい。『寿司めぐり』を日頃気になる店を訪ねるきっかけや、自分に合った店探しの機会に利用してもらえるとうれしい」と呼び掛ける。
11月7日まで。チケットは参加各店のほか、盛岡商工会議所、すし組合事務所、プラザおでってなどで取り扱う。