「ファブテラスいわて」は7月29日、いわて県民情報交流センター「アイーナ」(盛岡市盛岡駅西通1)4階・アイーナスタジオで「平成30年度 第1回メイカー塾」が開催される。
「ファブテラスいわて」は「アイーナ」内に今年3月にオープンした「デジタルものづくり」が体験できる一般市民向けの工房。初回講習会を受講し利用登録を行えば、レーザー加工機や3Dプリンター、デジタル刺しゅうミシンといったデジタル工作機器が利用でき、誰でもものづくりを行える。同様の施設が日本を含めた世界各国にあり、名称の「ファブ(Fab)」には、「Fabrication (ものづくり)」と「Fabulous(愉快な、素晴らしい)」という2つの意味が込められている。
「メイカー塾」は岩手県が年に4回行っているもので、昨年から「ファブテラスいわて」を運営するNPO法人「ゴーフォワードジャパン」が委託を受けて行っている。「メイカー」はものづくりを行う作り手を指し、メイカー同士が交流を通じて作品や価値を共有することで、県内メイカーのレベルアップを図る。併せて、ものづくりが身近になり、1人1人がメイカーとなることで、社会全体の「創造性」と「多様性」を高める「メイカームーブメント」への県民参加を促進することも目的としている。
今回は「ファブラボ大分」の豊住大輔さんをゲストに、子ども向けのワークショップと大人向けのトークイベントの2本立てで開催。子ども向けのワークショップでは、レーザーカッターで切り出したパーツを使ってサングラス作りを行い、作ったサングラスにレーザーカッターで彫刻を入れる。トークイベントの後には交流会も予定し、参加者は自分の作品などを持参することも可能。
現在、ワークショップの午後の部とトークイベント・交流会の参加者を募集している。同施設担当者の川原千花さんは「夏休みシーズンなので、子どもたちには工作作りとしても楽しんでもらいたい」と話し、「ファブテラスの利用者の皆さんや作り手として活動する人はもちろん、ものづくりに少し興味がある人、普段はあまり関わりのない人でも楽しめる内容になっている。デジタルものづくりの面白さを感じに来て」と呼び掛ける。
申し込みはメールで受け付ける。ワークショップ午後の部は14時30分~16時で定員は15人、トークイベント&交流会は17時~18時30分で定員は20人。