盛岡・道路の「穴ぼこ」にご注意 徐行運転と情報提供を呼び掛け

紺屋町付近の道路にも大きなひびが

紺屋町付近の道路にも大きなひびが

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 雪解けに伴い、盛岡市内の道路に穴やひび割れが多数発生し、市が注意を呼び掛けている。

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 雪解け後の道路の損傷は寒暖差や雨が原因。冬季に気温が下がり、道路が凍結すると路盤が膨張し、その後、気温が上がると雪や氷が解けと路盤が収縮する。膨張と収縮を繰り返すことで、小さなひび割れが少しずつ大きくなるとともに、アスファルトやコンクリートといった舗装が傷みやすくなり、傷みやすい道路の上を車が走ることで新たにひび割れが発生。さらに隙間へ水が入り込んでしまうことで、ひびが大きくなり舗装に穴が開いてしまう。

 今年は特に道路の損傷が多く見られ、盛岡市道路管理課では市内の市道だけでも1000カ所に上ると見込んでいる。市民から寄せられる道路の穴などが原因の車のパンク報告は、例年では1年間で20件ほどだが、今年はすでに100件近い報告があり異例の事態となっている。同課では順次補修作業を行っているが、追い付いていない状況が続いている。

 急増した原因には、降雪量の多さや3月に入って急に気温が上昇したことが関係しているという。雪解けが一気に進んだことに加え雨が降ったことで、大量の雪解け水や雨水がひび割れに入り込み、ひびや穴を大きくしていると見られる。この状況を受け、市ではホームページやフェイスブックを通じて市民へ注意や情報提供を呼び掛けている。インターネットを使っての注意喚起は今年が初めて。

 道路管理課の担当者は「雪が解けて暖かくなると、スピードを出して運転しがち。しっかり速度を落とし、穴があれば避けたり止まったりできるように注意して運転してほしい」と話し、「現在は応急対応になっている箇所も多いが、これからしっかりと補修作業を行う予定。損傷箇所があったら、場所の情報だけでも提供してもらえるとありがたい」と呼び掛ける。

 道路の穴などの情報は道路管理課維持係(TEL 019-613-8543)まで。問い合わせフォームからも受け付ける。連絡の際は場所が分かる目印や住所が必要。可能な限り損傷の大きさや深さなどの情報提供も呼び掛ける。

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