盛岡市では現在、2018年度の盛岡市地域おこし協力隊の隊員を募集している。
総務省の事業の一つである「地域おこし協力隊」は、都市部からその地域に移住し、活性化のために活動する人材を募集し受け入れるもの。盛岡市では2017年度から導入し、現在は5人の隊員が活動している。
同市企画調整課の栗山裕介さんは「現在活動している5人は、それぞれが受け持つテーマに合わせて、地域の人と話しながら試行錯誤を繰り返して課題に取り組んでいる。2年目となる今年はより活発的になると思う」と話す。
今回は活動テーマを新たに、隊員を若干名募集。前回に引き続き中山間地域支援の取り組みとして簗川・大ヶ生・薮川地域に密着した内容や、移住・定住・交流人口対策の推進、「スポーツ」による盛岡広域圏の魅力発信といった市内広域で取り組むものなど6つのテーマに取り組む。各テーマ共通の活動として、ホームページやSNSを活用した地域や活動の情報発信、地域行事や伝統芸能への参加などをも行う。
応募資格は3大都市圏をはじめとする都市地域などから盛岡市に住民票を移動することが可能で、普通自動車免許を持っていること。そのほかの概要や条件はホームページなどで確認できる。応募は郵送でのみ受け付け、応募用紙はホームページからダウンロードできる。
2月10日・11日には、活動地域を訪問する「活動地域説明・見学会」を実施。参加者が各エリアを巡り現地施設の見学や地域住民との意見交換などを行った。栗山さんは「先に活動している先輩が5人もいることも魅力だと思う。盛岡が好き、興味がある、気になるという皆さんに挑戦してもらいたい。一緒に活動するメンバーと共に盛岡が持つ魅力を掘り出して」と呼び掛ける。
申し込み締め切りは3月2日(必着)。