盛岡バスセンター跡地を利用した地域活用ゾーン「SIDE-B(サイド・ビー)」(盛岡市中ノ橋通1)で12月8日~10日、「SIDE-B 肉・牡蠣(かき)祭り」が開催される。
「SIDE-B」は解体された「盛岡バスセンター」跡地の一部を使ったもの。新施設の整備が始まるまでの2年間、市が「盛岡バスセンターおよび周辺地域活性化協議会」へ無償で貸与し、同協議会が市民広場としての日常的な使用やイベント会場としての活用を目指して今年7月に整備を開始。9月には初のイベント「SIDE-B祭り」を開き本格活用をスタートした。
今回は、秋から冬にかけて屋外イベントがオフシーズンを迎える中、寒さを生かした催しを提案したいと企画。冬の盛岡を楽しんでもらいたいという思いを込めた。同協議会の佐々木健二さんは「SIDE-Bは場所の貸し出しがメイン。春まで待つのではなく、冬でもこういう使い方ができるという見本にしてもらいたい。冬のイベントを応援したいという気持ちもある」と話す。
イベントは、街なかを会場に冬ならではのバーベキューを楽しもうという内容。手ぶらで利用できるBBQスペースには16ブースを設置する。1ブース6人まで使用でき、ブース利用にはバーベキュー機材、炭、皿、箸、トングといった道具のほか、火起こし、ごみ処理料金が含まれる。
食材は会場内で購入する仕組みで、八幡平市の「肉の横澤」が提供する肉、山田町産の牡蠣と「山田びはん」の「山田のレモぽん」、県産米の「銀河のしずく」を使ったおにぎり、地酒など県内産の食材を用意。アルミ鍋で蒸した牡蠣を提供する牡蠣ブース、おつまみや汁物などを販売する飲食ブースもあり、バーベキューを利用しない人でも楽しめる。
佐々木さんは「盛岡の冬は寒さが厳しいので室内にこもりがちになる。炭火で暖まりながら、岩手のおいしいものをたっぷり味わって、長い冬の始まりを皆さんと一緒に楽しみたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は8日=16時~20時、9日・10日=10時~17時。BBQスペースの利用は事前予約が必要。料金は1ブース90分=2,000円(当日は3,000円)。予約は電話・ファクスまたはメールで受け付ける。予約窓口は「Draw up Woman(ドローアップウーマン)」(TEL 019-656-1118、FAX 019-656-1016)。