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盛岡で映画「覆面系ノイズ」特別先行上映 三木康一郎監督の舞台あいさつも

来場した高校生からの質問に笑顔で答える三木監督

来場した高校生からの質問に笑顔で答える三木監督

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 フォーラム盛岡(盛岡市大通2)で11月17日、映画「覆面系ノイズ」の特別先行上映が行われ、三木康一郎監督が舞台あいさつを行った。

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 同作品は「花とゆめ」で連載中の福山リョウコさんによる漫画「覆面系ノイズ」の実写化。歌うことが大好きな少女・ニノが、離ればなれになった初恋の相手・モモを探すために、幼なじみのユズが所属するバンドのボーカルとなり活動する姿を描くラブストーリー。主人公のニノを中条あやみさんが演じるほか、モモ役に小関裕太さん、ユズ役に志尊淳さん、劇中バンド「in No hurry to shout;」のメンバー役に磯村勇斗さん、杉野遥亮さんが出演する。音楽監修を「MAN WITH A MISSION」が務めることでも話題となった。

 今回の先行上映は全国で唯一、25日の全国公開に先駆け、「ラヂオもりおか音楽映画祭vol6」のクロージング上映として実施。会場には映画や原作のファンのほか、MAN WITH A MISSIONファン、多くの高校生らが来場した。

 上映後の舞台あいさつで三木監督は、原作が未完であることに対し「映画を見に来た皆さんに対して、何か残さないといけない。それならどういう結末を持って行こうかと考えていた。この物語は1つの決着として受け止めてもらえたら」と話した。物語の中で鍵となる中条さんの歌声については「初めて聞いた時には正直、少しだけ不安だった。練習を重ねていくうちに魅力的になっていったし、屋上でのアカペラシーンの時には迫力ある歌声に本当に驚かされた。役を通じて成長する部分でもニノと共通していると感じる」と話した。

 来場者からの質問コーナーでは、映画部に所属する高校生から「撮影中に不安になることはあるか」「自分のアイデアが駄目だと思った時どう乗り越えればいいか」という質問を受け、「僕も皆さんと同じように製作中は不安でしょうがない。監督というのはその不安をどうやって破っていく仕事だと思っている。駄目だと思ったら、良いと思える案が出てくるまで考え続けること。諦めたら駄目」と回答。「岩手でぜひ映画を作ってほしい」という声にも笑顔で応えた。

 今回だけのスペシャルコメント映像として、中条さん、小関さん、志尊さんの3人からのコメント映像が流れると、三木監督も「今日知らされたので驚いた」と話し、「このキャストたちが全力で頑張った作品。主人公たちの成長やかわいらしさと共に、同年代の皆さんには『こんな恋をしてみたい』と、大人の皆さんには青春時代を思い出して切なくなりながら楽しんでほしい」と呼び掛けた。

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