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岩手県・新作しょうゆ「互醤丸」完成 県産素材とオリジナルこうじを使って

発売された6つの「互醤丸」。しょうゆの色をイメージさせるパッケージデザイン

発売された6つの「互醤丸」。しょうゆの色をイメージさせるパッケージデザイン

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 岩手県味噌醤油(みそしょうゆ)工業協同組合は10月11日、県内の蔵元5社が連携して造ったオリジナルしょうゆ「互醤丸(ごしょうまる)」を発売した。

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 同商品は県産の大豆と小麦、県オリジナルのしょうゆ専用種こうじ「南部もやし」を使い、浅沼醤油店(盛岡市)、宮田醤油店(雫石町)、佐々長醸造(花巻市)、八木澤商店(陸前高田市)、大黒醤油(軽米町)の5社が協力して製造した高級しょうゆ。

 「南部もやし」は、県工業技術センターと県内のみそ・しょうゆ製造企業などが参加する「岩手みそしょうゆ学び会」が共同で開発。県内外や世界のしょうゆを勉強するうち、「岩手独自の特色があるしょうゆを造りたい」という思いが生まれ、県産の種こうじがなかったことから、オリジナル種こうじの開発を2013年にスタートした。2年をかけ、県産の大豆に合い、岩手の人が好むしょうゆを醸(かも)す種こうじを目指した。

 今回発売されたのは、「南部もやし」を使用し5社がそれぞれ製造したしょうゆ5種と、それぞれの製品を混ぜた「岩手ブレンド」の計6種。「岩手ブレンド」は豊かな香りとバランスが取れた味わいが特徴のしょうゆに仕上がっているという。「5社が互いに技術を磨き、協力し合って造ったしょうゆ」ということから、「互醤丸」と名付け、パッケージデザインは県在住のデザイナー・小笠原雄大さんが担当している。

 「岩手みそしょうゆ学び会」会長の浅沼宏一さんは「1つの蔵だけでは表現できない味わいの岩手ブレンド、各社の特徴が感じられる5つの互醤丸。それぞれの違いを感じながら、県産のもので造ったしょうゆを楽しんでもらえたらうれしい。ぜひ手に取って」と呼び掛ける。

 価格は岩手ブレンド=648円、各社オリジナル=540円。200ミリリットル入り。県内の百貨店、量販店、各社のインターネットショップなどで取り扱う。

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