岩手県内で活動するデザイナーやクリエーターらによるイベント「いわてデザインデイvol.5」が11月26日、いわて県民情報交流センター「アイーナ」(盛岡市盛岡駅西通1)で開催される。
同イベントは県内をデザインで盛り上げようとデザイナーら有志が立ち上げたもの。「デザインの力で岩手を盛り上げたい」という思いで企画し、県内で活躍するデザイナー、クリエーター、企業などが集まり、昨年は約1000人が来場した。5回目となる今回を集大成とし一度区切りをつけ、次世代が活躍できる場としてイベントの形を変えながら継続していく構想もあるという。
イベントを企画した金谷克己さんは「最初は人が集まるかどうかも不安だったが、これまで多くの人が来場してくれた。デザインに関わる人が集まるピンポイントな内容ではなく、デザインという分野への間口を広げるお祭り的なイベントとして続けてきた。岩手のデザインへ興味関心が集まるきっかけとなれたのならうれしい」と話す。
今年も会場に企業やデザイナーらが出展するブースを設け、作品の展示や販売を行う。多方面で活躍するクリエーターやデザイナーによるデザイントーキングでは、プロダクトデザイナーの辰野しずかさん、「スマイルズ」社長の遠山正道さん、プランニングデザイナーの永田宙郷(おきさと)さんなど県外からのゲストのほか、盛岡を拠点に活動するデザイン事務所「homesickdesign」の清水真介さんを迎える。昨年初めて行い好評を得た、デザイナーらの実際の仕事の様子を観察できる企画も実施予定で、デザインの現場がどのようなものか感じられる内容も盛り込む。
現在は出展者の募集を行っている。出展エリアは、県内の企業・法人による「企業プロモーションエリア」と個人やグループによる「クリエイターズ・エリア」の2つで、ブースの広さなどによって出展料が異なる。出展する商品はオリジナルデザインの作品に限定し、内容を実行委員が事前に審査を行う。
運営委員長の岩井澤大さんは「若い皆さんがどんどん活躍できる場所をつくっていきたい。デザインが好き、興味がある、活躍したいという思いを持っている皆さんに参加してほしい。ぜひ応募して」と呼び掛ける。
締め切りは9月22日19時まで。出展規約の確認や申し込みは公式ホームページまで。